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2008年2月 2日 (土)

オールドノリタケ フラワーハンドル カップ&ソーサー その2

Ondecofh_004 IWANA  OLD NORITAKE COLLECTION ⑯

フラワーハンドル デミタスカップアンドソーサー

裏印 No.47 1933年頃(昭和8年頃) 米国輸出向け

Ondecofh_003 先日のブログに続きオールドノリタケのアールデコ期のデミタスカップのご紹介。

このカップアンドソーサー、オールドノリタケ コレクターズガイトのNo.47の裏印で、1933年頃(昭和8年頃)の物。アメリカとの関係が怪しくなりつつあり、日米を結ぶ「友情の人形・青い目の人形」といった人形の交換が行われたのが昭和二年の事だから、つまり、その必要があったほど日米はギクシャクしていた時代だったのです。

Ondecofh_015 コレクターには、堪らない魅力なのだろうけれどオールドノリタケのアールデコには独特の趣味の悪さがあって、その違和感がまたコレクターを熱くするところがあって、あの悪趣味な色使いがコレクターには魅力で、確かにシンプルで徹底的にデザインされた美しい空間にお住いならオレンジやらイエローのポップな色使いのデコのノリタケを少々アレンジすると、とてもオシャレではあろうけれど、日本の貧しい住空間ではタダの下手物かも知れないなどと思いつつIWANAはあのラスター彩のデコのカップ&ソーサーに手が出ないのだけれど、このフラーワーハンドルのカップ&ソーサーは極めて上質なデザインで、ノリタケのデコの到達点として最高の物ではないだろうかと思う。

Ondecofh_007 フラワーハンドルと言えばバラゴンだろうという声が聞こえてきそうだけれどバラゴンのフラワーハンドルと同時代の物。

菊の花弁を思わせるソーサーのエンボスと、桜の花びらのハンドル、誇るべき日本の美をこなした美しいアールデコのスタイルなのです。黒と白の絶妙の締まり具合で地味派手は江戸以来の日本の特徴的な美意識です。金彩のあしらいも上品で良い。

Ondecofh_013 裏印から冒頭述べたように昭和8年頃のものだけど、戦争に突き進む日本は昭和12年には「金・白金使用制限規定」を制定し「食器への金使用を中止」する。華やかな金彩の歴史も戦争のまえに幕を閉じる事になります。陶器が宝石の様であった、陶器が工芸品であった時代の終わりです。オールドノリタケの時代の最後の時期の品物として大切にしたいIWANAのコレクション。

Ondecofh_011

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