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2008年1月 6日 (日)

オールドノリタケな一日。

Noritakeg_010 それは、博物館や寺院が所有しているような大きな美ではないだろうけれど、ぼくたち骨董者という奇妙な鑑賞家にとっては、そんなに大きな美よりは、ぼくたちの掌に載るくらいの小さな美の方が、よっぽど生きていて、ぼくたちの心臓をドキドキさせるのだ。

といったところで、ぼくたちは大きな美を見て見ぬふりをしているわけではなく、この自分の掌に入った小さな美によって、大きな美の一部分が少しずつ分かってくるのである。           青柳瑞穂

Noritakeg_012_3 Noritakeg_002_2 我が家からJRと徒歩で一時間足らずの所に、オールドノリタケファンにとって聖地とも言えるオールドノリタケミュージアムがあって、少し足を延ばせば更に圧倒的なコレクション量を誇るカフェコレクション「ジュール」があるというのは、オールドノリタケファンにとっては夢の様な話なのです。今日はオールドノリタケミュージアムへ初詣。

ところで、ブログで美術館やら美術展を取り上げるとなると、どうしても展示の写真が必要なのです。しかし、この「写真撮影」がほとんど「禁止」されているのです。

Noritakeg_017 Noritakeg_011

この「撮影禁止」の根拠は一体何なのだろうと考えて見たのです。偉そうに言うけれど、海外の博物館や美術館では、ほとんど撮影はOKなのであって不粋な「撮影禁止」などという張り紙は見たことがないし美術館の中で観光客が記念撮影する姿を見かける。もちろん許可を受ければ模写だって可能なことは皆さん良くご存知の事。模写が可能なのだから撮影が禁止される理由が無いのは当然なのですが。

IWANAも長いこと百貨店で「文化展」を担当してきたのだけれど実のところ「撮影禁止」は、前例にならってやって来ただけでその根拠を知らない。先輩に訊ねたら「図録が売れないから」という唖然とする答えが返ってきたけれど、そんな「おしりのあなのちいさな」了見の問題では無いだろう。

Noritakeg_014 たとえばノリタケミュージアムでは、確かに入り口には撮影禁止の表示があって、しかしこれはノリタケの制作工程を実際に見せる企業秘密も有るといえばありそうな場面だから撮影禁止かな?しかし三階四階の「ミュージアム」では、特に表示が無いので“さすが世界のノリタケ”スタンダードがインターナショナルで良く判っていらっしゃると感心しつつ、少し遠慮しながら、ストロボは切って撮影を強行してみたのです。

例えばオールドノリタケの様に、既に「商品」として世に出した商品であり、勿論、著作権などとうに消えた100年も前の品物であれば「撮影禁止」という理由はないのではないかな。

もちろん偏狭なコレクターが「僕ちゃんの物だから写真に撮っちゃダメ!」って言うのは許すとして、たとえば美術館やらデパートで「展示・公開」して図録やら写真を販売しながら「撮影禁止」というのは根拠の無い「ただ前例に従っただけの・オシリノアナノチイサナ」文化を愛する心の無い規制だと思うのよね。

Noritakeg_016 文化というのはね、みんなで共有しながら感動しあう物なのだと思うのよね。

話は少しそれるけど、骨董の世界では「目垢が付く」といって自分のコレクションを人目に晒すのを嫌がるのだけれど、沢山の人に見てもらって「品物が育つ」って事もあるのだよね。

久しぶりのノリタケミュージアムは、若干入れ替えもあって、嬉しい事にIWANAのコレクションと同じアイテムの物ががいくつか展示されていて嬉しくてついつい撮影してしまったのです。ノリタケさん寛大な心で無視願います。

                掲載写真は全てノリタケミュージアム展示品

ブログ画面の左、カテゴリー別のオールドノリタケの項目をクリックするとマトメテご覧いただけます。IWANAのコレクションと比べてご覧下さい(少し自慢)。

Noritakeg_001

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コメント

こんにちは
オールドノリタケは結構ファンなので
すごく楽しく記事を読ませていただきました
貴重な写真をありがとうございます

投稿: 骨董品/骨董市ネットギャラリー | 2009年11月22日 (日) 16時11分

おたちより有難うございます。
貴ブログも、早速お気に入りに追加させて戴きました。

投稿: 団塊堂主人 IWANA | 2009年11月22日 (日) 18時11分

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