年の終わりに。
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去年、このブログを立ち上げて間もない頃、このオールドノリタケの花瓶を「薔薇絵」としてアップしたのだけれど、ずっと「薔薇」では無いのでは?と疑問符が点灯したままだった。
一重の薔薇と安易に判断したけれど、この花びらの形に疑問が残っていて薔薇と言うには少し違和感があった。
最近、あるサイトで同じような絵柄を「アゼリア」では?とアップされていて、そうかアゼリアか!と胸のつかえが下りた様な気になったけれど「つつじ」というには少しまた違和感が沸いて来て。
葉の調子といい蕾といいオールドノリタケの薔薇絵には全く同じ調子の物が写真集にも掲載されているけれど写真集の薔薇は一重の物ではないので判らない。
これをクレマチスと観れば花も葉もピッタリの様な気もするけれど。近頃「団塊のブログ」も 「オールドノリタケ」をキーワードに沢山の皆さんに訪問して頂ける様になったから、少し責任も感じていて、ならば皆さんにお尋ねして、この絵柄は「薔薇」なのか、「アゼリア」なのか、「クレマチス」なのかそれとも何か?是非コメントしていただいて参考にしたいのですが皆さんいかがでしょうか?
この花瓶、実はついでに購入した物。本命を購入した際、少し余裕があったのでついでに注文したものだけれど、そして本命とは対極にある渋い物だったけれど、時を経るごとに味わいが増している。地味ではあるけれど技術的には吹き暈かしという高度な技術が使われていて、また、イッチンによる盛り上げも極めて細かく精密。
オールドノリタケの素晴らしさは、こんな細かなところまで極めて高い技術がコレでもかコレでもかと使われている誠実さです。
IWANA OLD NORITAKE COLLECTION ⑨
吹き画付けマット◎◎絵花瓶
裏印 グリーン M=NIPPON印 明治43年頃(1910)
最近、これは花水木ではないか?
確かに、この花びらの感じは花水木だ!、と考えています。1/26
と書き足したところ、on様から花水木は花弁(包)は四枚で間違い。ノイバラではとのご指摘がありました。確かに言われてみるとその通りです。詳しくはコメントをクリックしてご覧下さい。
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今朝の朝日新聞によれば内閣不支持率は48%に上昇。というわけで既に先の見えた福田内閣だけれど。
勿論、福田だって就任前は、「本当に僕でいいの?」って何度も言っていた訳で、9月23日の当ブログでIWANAは書いたけれど。福田の官房長官時代の仕事ぶりで、彼の傲慢さと説明力の無さは判っていた事で、だから福田だって政治家なんてもう辞めようと思っていたのに、バカボン安倍が「僕ちゃん、おなか痛いから、やーめた。」って辞めてしまうから、国民のごく一部でしかないけれど自民党の一部が福田だって言うもんだから「本当に僕でいいの?」って何度も新聞のインタビューでは聞いたけれど、国民のごく一部だけれど、自民党の一部がお前だというから、福田だって「やっぱし僕でいいのかな」なんて思ってしまったんだな。
内閣不支持48%ってどうよ。失礼じゃないか?最初から「本当に僕でいいの?」っていってたでしょ。僕じゃダメだって。と福田さんだって今夜あたり官邸のトイレでボヤイテいるかもしれない。
すっとぼけて、無責任で、「ヤルやる詐欺」とまで言われてしまった自民党の「福田」の心痛を思いやってボヤイテみたい今夜のIWANAなのです。皆さんいかがお過ごしですか。
「公約違反と言うほどおおげさなものかどうか」そんなことオヤジの時代だって僕の時代だって自民党なんだもの同じだよ、口だけ番長のマスゾエ大臣だって言ってるでしょう「最後の一人まで調べられるわけ無いでしょう、そんな事最初からわかっているのにそのまま信じるほうがトンチンカンなんですよ」って。それが自民党だし、そんな嘘を承知で利権の蜜に集まっているのが自民党なんだもの。いまさら何だよ。
まあ、福田といい町村といいマスゾエといい、絆創膏を一ダースくらい顔に貼ったような発言の連発だったけれど、学ばないのだねこの国の政治家は。
いや福田は最初から「僕でいいの?」って言ってたわけで、福田さん、ここはやはり国民の皆さんに「内閣不支持48%なんて失礼じゃないか、人に頼んでおいてそれは無いのジャマイカ」「もう一度聞くけれど、本当に僕でいいの?」って解散選挙で聞いてみたらどうかな。
ちなみに、同じく朝日新聞の世論調査によれば、今、総選挙の投票をするとしたらと聞いた比例区の投票先は、民主党38%,自民党23%なんだそうです。これ程の差は史上最悪といわれた安倍内閣当時も無い数字だという。
福田さん世間は「あんたじゃダメだって!!」
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今日は、名古屋の大骨董市に出かけようと思って駅まで行ってホームにまで上ったのだけれど、ドンヨリとした空と寒さに心変わりして岐阜駅のドトールで焦げ臭いだけのコーヒーを飲んで帰ってきてしまったのです。今月は車検やら何やら物入りでオールドノリタケの購入など家内のお許しを頂けるはずもないし、何より今ネット上に出ているデコ期のオールドノリタケに欲しい物があってプライオリテイはこちらなので、交通費も飯代だって馬鹿にならないから戻る事にしたのです。
焦げ臭いだけだと家内は馬鹿にするけれど、180円のドトールコーヒーはIWANAは立派だと認めていて、450円の「喫茶店」のコーヒーの馬鹿馬鹿しさを暴いたドトールコーヒーは評価しているのです。しかし岐阜駅のドトールはジジババ化しすぎてIWANAは250円だけれど客層の若いエクセルシオールコーヒーの方が御用達だったりするのです。
でも最近、230円だったコーヒーが微妙に250円になったりしているのよね他のセルフの喫茶店でも。
コーヒーなんて気分で飲むものだから許せるとして、今朝の新聞によればキッコーマンの醤油も森永のヨーグルトもアイスクリームも30ー20%の値上げなんだと。
「不況なのに物価が上がる」。まさに今までの常識にはない状況がはっきりと見えてきたと思うIWANAは悲観的過ぎるだろうか。既にフィックスされてしまった団塊の世代の経済にとっては大変な状況なのだと思う今日この頃なのです。
金も無いのに金の価値が大幅に減少する事を考えてもショウガナイし、そんなの「小島よしお」なのだけれど180円コーヒーすすりながら考えて見たのです。団塊の世代の資産をどう守るかについて。
13億の人口を抱える巨大な中国の、経済の拡大によるあらゆる物資の高騰が全ての原因なのだけれど、これに加えサプライムショックといわれるアメリカ経済の後退。
アメリカ経済の混乱により、アメリカの不動産を買いまくっていた中国元が何処へ向かうのか、中国人は基本的には中国経済を信用してはいない、アメリカに渡っていた中国元が日本に向かうとすると、そしてアメリカのファンドに流れていた団塊の退職金が日本へ還流すれば円は大幅に値上がりすることになる。
新聞によれば来年あたり、一ドル80円なんて事も考えられるという。とするとドル預金やらドル建ての保険やら年金そして投資信託は大幅に価値を下げる事になる。
中国元の流入やら円の還流で株は値上がりするけれど一ドル80円となれば輸出産業は大幅に打撃を受ける。勿論、株も暴落。
ならば絶対価値の「金」はドウよ、金は大幅に値上がりを続け更に値上がりするけれど円高が進めば金は円に対しては安くなる。円高がすすめば金は安くなる訳でこれとて疑問符。
ならば円を中国元に替えておけば良いけれど専制国家の中国企業の株など魑魅魍魎で危険極まりない、中国人だって信用していないからアメリカの不動産を買っているわけだし。
という訳で、金も無いのに、お金の価値の減少・インフレを心配したりして、「小島よしお」だけれど、今度のインフレが庶民直撃・団塊の世代直撃型だから・・・。生活資材の値上がりという庶民が避けようの無い、そして一過性ではないインフレだから・・・。
かってアメリカのバブル崩壊・ブラックマンデーで、アメリカの退職者の年金の原資・投資信託が暴落によりオッパッピーとなってしまった事なんか思い出しながら、ガレージの中で背中を丸めている土曜の昼下がりです。皆さんいかがお過ごしですか、他人の不幸は蜜の味ですか。
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さほど忙しかった訳ではないけれど、この一週間は少し精神的にも落ち込む事が続いて、ブログのアップが出来なかった。12月に入って、IWANAが働く地方都市でも、なにやら厳しい年の瀬を感じさせるギスギスとした軋みが其処かしこで聞こえるのだ。なにやら皆イライラして切羽詰っているようで、しかし愛知県といえば好景気の代名詞の様に伝えられるけれど、トヨタの三河地方はいざ知らず、ここ尾張地方は決して人々の表情は明るくはないのだよ福田さん。
もう年賀状に取り掛からなくてはならないのだけれど、今年は未だアイデアが浮かばない。年賀状に早く取り掛かれる年と、いつまでたっても取り掛かれずにズルズルと晦日近くまで雪崩込む年がある。今年は間違いなくズルズルといってしまいそうな気がする。
現役を終えて年賀状のリストも大幅に整理したけれど、今年は手元に八通もの「喪中・欠礼」のご挨拶がある。亡くなられた方の歳を見ると八十八歳ばかり。八十八歳が日本人の寿命なのだと断言していいのだね。八十八歳引く、IWANAの歳・五十八歳、つまり親が三十歳の年の子供なのですね。皆さんそんな年回りなのですね。という事は16日で58歳となる私の余命は平均的に言えば、まだ30年あるのですね。30年、そんなにあるのですね。つまり28から今日までの時間と同じ時間が未だあるのですね。大変だね、そんなに生きるのは。
「似非常人」さんが、事業を起こしたいとメールを呉れた。確かに未だ30年も生きるのなら何か出来そうだよね。IWANAは、このところ爺臭く在り過ぎたかなと思いつつ、いまさら現役に戻されてたまるか!とも思うのです。今夜、流星群が見えたら年末ジャンボの当選を願ってみます。
CITIZEN CAMPANOLA
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灯油やガソリンの価格について先日来考えていて、IWANAが早い結婚をした1973年は、第一次オイルショックの年。70年代は二度のオイルショックがあり経済は混乱に陥ったが、アノ頃の一ドル360円の時代にくらべれば遥かに円高の現在なのだ今は。
にも関わらず円高に救われて現在の石油価格の高騰の深刻さが見えていないところが我々にはあって調べてみると大変な事になっていて、しかも深刻なのは過去のオイルショックは第四次中東戦争やらイラン革命といった一過性のものだったけれど現在の原油高騰は中国経済の拡大といった今後ますます深刻化しそうな問題を孕んでいて大変な事になっているのだ。
たとえばガソリンや灯油の価格を考えるには円ドルの為替相場と連動して考える必要があるので面倒だからニューヨークの原油価格の推移だけで見てみると。
◎第一次オイルショック
1973年10月 第四次中東戦争
原油価格 一バレル 3ドル→11.65ドル
◎第二次オイルショック
1979年2月 イラン革命
原油価格 一バレル 18ドル→39ドル
◎そして今回、11月21日ニューヨーク市場では一バレル99ドル突破。
もちろん1973年の3ドルに比べて今年11月の99ドルの33倍という高騰はこの間のインフレ率を差し引く必要があるけれどビックリするような高騰が続いてのです。
しかしながら、先日入れたガソリンの価格は149円。しっかりした数字の裏づけなしに言うけれど、ここ三十年ガソリンの価格はリッター80円くらいから最近の150円を行ったり来たりしている訳で決して33倍になったりしている訳ではないのでシロウトには良く説明が付かないのだけれどトニカク原油価格は大幅に値上がりしているのだそうだ。
この大きな要因は、アメリカと中国の石油争奪戦によるもので、とりわけ中国は2004年に日本を抜いて世界第二の石油消費国になった。
もちろん中国は13億の人口であり一人当たりの石油消費はまだまだ少ない。中国のGDPは5兆ドルあり既に日本を追い越しているがアト五年もすれば倍増すると見られている、もちろん中国経済が倍増すれば中国の石油消費量は現在の倍以上になると考えて良い。さらに楽観的な見方では中国経済は2025年までには四倍になるという。つまり現在の中国が四つも生まれる事になる。
現在の中国のエネルギー源は全体の66パーセントが石炭だという、これらは今後環境問題から石油へとシフトしていく事になるだろう。つまり驚くほど石油をガブノミする巨大な龍が世界をノタウチマワル状況があるわけで。勿論、中国だって石油を使う権利はあるわけで国民一人当たり中国の10倍近くの石油をガブノミするアメリカこそ非難されるべきだけれど、それを言っても始まらない。
世界の石油は、中東の専制国家とロシアと、なにより「世界の正義」を自称する軍事強国アメリカによって支配されており、この出来上がった支配の中に13億の民の中国が入り込む必要があるわけで大変な事態なのである。
安すぎるレートの中国元と有り余る安価な労働力のお蔭で世界の工場と化した中国は貯め込んだ外貨をもとに石油を必死で買い集めている。共産主義は放棄し、しかし共産党独裁という専制主義はそのままで、重商主義と化した中国は、アメリカとロシアの狭間で、たとえ悪魔のようなアフリカの独裁国家であっても手を結び石油をかき集めているという。もちろん彼らにも石油を獲得する権利は有るわけで、しかし専制的な独裁国家が極端な為替管理で不当な為替レートで輸出を伸ばし世界の製造業を破壊しながら、石油も金属も、なによりも食料品も価格の高騰も招いているのだからタマラナイ。
もちろん、日本円が、かって一ドル360円から現在の100円台に円高となったように中国元もやがて大幅に高くなるわけで、そうすればユニクロやらの中国製の衣料品も、工業製品も大幅に値上がりする訳で、ドウ考えても、いよいよハイパーインフレの到来、間違いなく団塊の世代のみならず年金生活者などを直撃する基本的な生活必需品を中心とした超インフレの時代がやって来たと思う今日このごろ皆さんいかがお過ごしですか。
すでに、現役を終えた団塊の世代にはインフレで儲ける方法なんて見つかる訳もなく、貯えは成り行きで大幅に価値を減らし、物価スライドといいながら年金は調整的に実質大幅減額という悪夢が始まった。こうなれば消費税は大幅アップに賛成して、他世代から取るだけ取って我々の世代の年金の原資を確保するのが・・・なんて・・・つまりイヨイヨ我々だけが生延びるべく世代間戦争を仕掛けなければならないと、団塊老人党は秘密裏に決定したのです。
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秋にはグウルモンの詩なんかを添えて、恵那の「すや」の“栗きんとん”なんかをネタに、このオールドノリタケのナッツボウルをブログに再度アップしようと思いながら既に12月。少し旬を外してしまったけれど、今夜は準備不足をホットな写真でお許しを戴くこととして写真中心にご紹介。
たかがナッツボウルではないか、栗というよりピーナツ入れではないか。「不合理ゆえに吾信ず」何度もIWANAのブログに登場する埴谷雄高の言葉だけれど、この複雑な器形、そしてモールドという加飾方法、なによりハンドペイントによる絵付け。何度もいうけれど、たかだかナッツボウル・ピーナツ入れではないか、この不合理でスーローな豊かさ、1918年頃のアメリカに我々は未だたどり着けていないのではなんて思いつつ、久々にクオリティオブライフなんて事を思ったりする今夜のIWANAなのです。みなさんお元気ですか?IWANAは今夜はPLATTE VALLEYのCORN WHISKEYのお湯割りで良い気分です。
グウルモンの詩集を探したけれど、みつから無いので今夜も佐藤春夫で。
君は夜な夜な毛糸あむ
銀の編み棒にあむ糸は
かぐろなる糸あかき糸
そのラムプ敷き誰がものぞ。
IWANA OLD NORITAKE COLECTION ⑧
モールド ナッツボウル
裏印 グリーン HAND PAINTED M-JAPAN
大正7年頃(1918) 米国輸出向け
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