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2007年9月 7日 (金)

信楽の甕

信楽は京都に近いだけあって、多治見や瀬戸に比べて洒落た作家も多く、一度は訪れなくてはと思いつつ数年前に出かけたけれど、驚いたねアノ堕落ぶりには、下品な狸は伝統だから愛嬌としても、ションベン小僧から自由の女神に至るまで雑多で下品な陶器が、どの店も足の踏み場が無いほど並んで欲しい物など一つも無い。小さな声で、関西ってエゲツナイなってつぶやきつつ、それでも一軒だけは、洒落たお店もあってギャラリーもあって洒落たレストランもあって救われたけれど。

Shigaraki_003_2  信楽か織部の茶器の一つも持たないで和陶を語る事なんて恥ずかしい、信楽のチョッとした物を買いたかったけれど、インチキ臭い信楽の街の雰囲気では手が出なかった。

信楽は、土の性質といい製法といい大物作りに適していて、あの狸やら火鉢に行き着くのだけれど、信楽はやはり大甕に尽きるのではないか。地肌の変化、焼け焦げ、信楽のダイナミズムは大甕でしか表現できない。この大甕・大壷が骨董好きの文化人に喜ばれて随分高値で取引された時代があったのだとか。

この甕、ホームセンターで買った安物です。しばらく、我が家の玄関脇に置かれていました。今は裏庭に後退しています。

信楽の陶器の問屋さんには中国の荷札がついたコンテナが沢山積まれています。信楽は狸の街です。この甕コンテナで運ばれた狸でしょうか。

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