« オロガム幸ヲ。 | トップページ | 地デジ導入顛末記1 »

2007年9月29日 (土)

井上公三・春

Inoue_kozo_002_3 ARTIST   井上公三 INOUE Kozo

TITLE     春 papillon

版式  シルクスクリーン 2版       限定 33/100

バブルの時期から、つい先日まで詐欺の様なヒドイ商売があって、ハワイやらロス在住の有名作家の、シルクスクリーンやらリトグラフで摺られた作品やらポスターを驚く程の値段で販売するのだ。派手にポスターもチラシもつくり、キャッチセールスで街角に立ち、客をキャッチして会場へ連れ込み、とても良い作品で将来値上がりが期待出来ると、美術の知識はまるで無いけれど押し付け販売のプロ・普段は毛皮などの催眠商法をやっている様なマネキン販売員を客に付けて強引に買わせてしまうという商売。会場にはクレジット会社の出張カウンターも置かれていて分割だから月々一万円で気楽にといって若者相手にやるのだから傍目には詐欺としか見えないのだが。大家の作品だから十数万という価格は一見正当に思えるのだが限定数が問題なのだ、通常の数十倍の限定数だから、ほとんど「印刷物」としての価値しかないのに価格は「作品」のまま、そんな物が値上がりするはずがない。

当初、デパートへも入り込み、デパートを締め出された後は大きなスーパーや貸しビルをギャラリーに見立ててやっていた。詐欺そのものだと思うのだけれど、特定の作家と契約して作品を一手に独占的に販売しているから、その詐欺会社の言う価格が正価となるのだから詐欺とは言えない。お蔭で、シルクスクリーンやらリトグラフは、まるで詐欺の商材の代表のようなイメージを持たれるようになってしまった。

Inoue_kozo_001_2 なぜこんな事を書いたのかというと、先日、骨董市を歩いていたら、そんな作品が大量に売られていた。値上がりするからといって18万円やら25万円で若者がブラウスの胸の開いたマネキンから買わされたシルクスクリーンが今や1万円、骨董屋に売るときは高くて4千円か?後味の悪い物を見てしまったからなのです。

作者の名誉の為に言えば、写真の作品は、そんな類とは、まるで縁の無い、正当な作品を正当な価格で売られていた物、先日の古書市ではこの作者の作品が、ほぼ30年前と同じ価格で売られていた。それで良いのですよ。

額はIWANA作。

|

« オロガム幸ヲ。 | トップページ | 地デジ導入顛末記1 »

団塊堂セレクション」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 井上公三・春:

« オロガム幸ヲ。 | トップページ | 地デジ導入顛末記1 »