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2007年6月 3日 (日)

オールドノリタケ考

527_008_1 細見美術館での、オールドノリタケ大賀コレクション の見学からすでに一週間もたったのですね。

あっとい間の一週間でした。まだ大賀コレクションの余韻にひたっています。

あらためて、自分のコレクションをカメラで撮ってみました。

グロテスク。この過剰な加飾は日本人の本来の物なのだろうか。

たとえば、幕末・明治初期の薩摩焼・横浜真葛焼のグロテスク、横浜家具のグロテスク。海外の万博で好評を得るも、心ある人には、とても恥ずかしい物でした。

いま、大人気の若冲展、昔、上野で見た時はそのスケールと技術に圧倒されながらも、グロテスクという言葉が残りました。中国絵画を知る人ならどう思って見るのだろうかと。しかしまあ兎に角、それまでは、異国といえば中国であり、海外といえば中国であり、文化とは中国であったのだなと。527_011

先日の、細見美術館での講演会、参加のご夫人がしきりに「日本は素晴らしい」を強調なさってました。ノリタケは素晴らしいけれど果たして日本が素晴らしいと言えるのか?素晴らしいアメリカやイギリスの市場に合わせて作ったのだよ。素晴らしいのはどちらか?

527_010 ある方の解説で、ノリタケを琳派の絵画の伝統に結びつけたり、ビーディングの技法を蒔絵に結び付けるのなら中国文化まで何故結びつけないのか、根拠の無い愛国心が不思議だったけど、まあ大して害もない可愛い愛国心だし、皆、贔屓の引き倒しで、自分の世界から見たがっているのだなって。

しかし、初期ノリタケのグロテスク。大賀コレクションで圧倒されます。ここまで突き抜けた過剰装飾は立派な芸術です。それにしても、これだけ多数の高い水準の絵描きが存在して、これだけの技術が存在した日本の凄さ、絵描きやら工芸家という「生きる」為だけなら必要ない人たちがこんなに多く存在した日本。オシャレでいいね。

オールドノリタケコレクション ①527_012_1

 薔薇絵盛上げ花瓶 裏印 ブルー 初期マルキ印

 明治33年頃(1900) 英国輸出向け

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