「民主主義は銀の皿に載せられてくる贈り物ではない。真摯な挑戦と抵抗の末に実現されるべきものである。」 03年にイスラムの女性として初のノーベル平和賞を受賞した人権擁護活動家シリン・エバディの言葉だけれど、日本の敗戦により、自国でも実現できていないような民主主義を一夜で日本に植えつけようとしたアメリカの理想主義者の試みはとっくに破綻し、アメリカを悪く言うつもりはないけれど、この事が今日の日本の堕落を招いているような気がする今夜のIWANAなんだよね。
アメリカとは、お友達だったコイズミが、じつは戦死者を冒涜し、今なお戦争賛美の展示を続ける狂気の軍国主義者が跋扈する靖国神社を正当化する極めて少数の日本人の一人だったり。
「美しい国」を標榜するバカボン・アベが、老人に高額な大理石の花瓶を売りつけ集団結婚式を続けるカルト教団に、今なお祝電を贈り続けたり、耐震偽装のアパも、介護保険を食い物にしたグッドウィルも皆仲間で、フィリピンや一昔前のインドネシアの政治家並みの倫理感覚の政治家である事など。外国から見た「美しい国日本」は、汚職が横行しコピー商品が溢れる中国や、カルト国家の北朝鮮とほぼ同格であろう事は想像できる。
アベチャン擁護派のミノモンタは、しきりにアベは悪くない「国民が悪い」と言い出したようだけれど、アベチャンが悪くないかどうかは別にして、確かに国民が悪う御座います。
例えば、こうした状況下での自民党支持者というのはどんな人達なのだろう。
よほど利権の恩恵にあずかっているか。ただのお人良しか。とてもヒネクレタ捻じ曲がった心の持ち主か。
もちろん利権にあづかれる人などというのは極めて少数だろう。
ただのお人よし、しかしこの人たちだって今回の「消えた年金」という現実を目の前にしてはニコニコ笑っては居られないだろう。
“ヒネクレタ捻じ曲がった心の持ち主”これって結構いるんだよね。アパが出て、産む機械発言があって、松岡が出て、消えた年金が出て、それでもアベだという人が20数パーセントいて、それでも自分たちはフィリピンとも、一昔前のインドネシアとも、ロシアとも違う先進国だと思っている、ゴーマンな馬鹿が居るんだよね「美しい日本」には。
こんな事を書き続けているとブログが汚れるような気がするけど、怒り続ける事も大切だと思うのよ。名利から離れて本当の事が言えるのはセカンドライフの俺たちぐらいのモノだもの。
団塊の世代は思いっきり怒るべきだと思うのよ。
年金だって俺たちの世代が払った額というのは他の世代に比べたら遥かに多いのだもの。人数もさることながら、高度成長・バブルも全て生きてきた俺たちの年金の支払い金額は他の世代より遥かに多いのだもの。
その世代が、どういうわけか60歳を過ぎても年金を貰えないというトンデモナイ不利益を被っているのだよ。
遠慮することはない60年代の末期の様に70年代の初頭の様にゲバ棒持ってメット被って国会議事堂取り巻いたって良いんだぜ!!!
アノ頃は、泣いて引き止める母親もいたし、もっと利口に生きろといった小市民の父親だっていたけれど、もう誰も止める者なんて居やしないだろ?
皆がやる気ならIWANAだってさっそく角材に漆を塗って貝なんか埋め込んだりして、手元なんかは籐を巻いたりして、メットなんかはエアスプレーでヌードを描くか、やはり漆で仕上げて「造反有理」って小さく書くか、風神雷神なんて図柄を京都に発注して・・・。
怒る事が出来るのは俺たち団塊の世代だけかも知れないし、団塊の世代だからこそ怒るべき事態なんだぜ。
今夜も、団塊のお爺さんの与太話にナガナガとお付き合い戴き有難う御座いました。