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2007年4月30日 (月)

菊花石の真贋・顛末記

Mさん コメント有難うございます。さっそくゴールデンウィークの退屈しのぎに、以前アップした、菊花石の偽物について・・・。

Mさんのコメント

はじめまして 何時も根尾で菊花石拾ってます。菊花石の専門店って○○○のことですよね、台で判りますよね。前回の菊花石を焼いたってのは、ショックでしたよ、実物は見てないけど、今迄で最高水準?の偽物だと思いました。結構巷ではサンドブラストで吹いた川ズレの偽物とか出回っていて嘆かわしいこの頃です。

Kiku_001 Kiku_002

Mさん

この菊花石、岐阜市の金神社の骨董市で手に入れた物です。たしか諭吉一枚。業者は人のよさそうなIWANAと同世代の男、骨董商としては駆け出しのようで、未だ商品の筋が定まらないような散漫な品揃え、半分が銘石、半分が骨董という品揃え。金神社の骨董市は、名古屋の大須観音と同じ業者団体。この男の石のなかに、菊石の懸崖の水盤でとても良い形の物があって目を引いていました。菊云々より石の形がとても面白くて、良くみると菊もとても良い場所に絵に描いたように在るのです。諭吉七人との事。話をするうちに、今回は、この小物で我慢という事にしたのです。石と花の調子は、懸崖の水盤と同じ物でした。

探究心旺盛で悪戯好きのIWANAは、花はとにかく、石その物の色が少し気に入らないななんて思いつつ、メノウやら色々な貴石を熱をかけて色を変化させるなんて話を思い出してやってみたのです。ガラス工芸をやるIWANAはコンピュータ制御の電気窯を持っています。石が変化する800度くらいまで上げてとプログラムを入れたのですが、なんと200度あたりから模様がオカシクなり300度では完全に消えてしまいました。勿論、石そのものには何の変化も無く石に本来あった白い部分はそのままです。冷ました石を良く見ると花があった所だけ薄く表面が傷つけられています。なんだそういう事かと・・・。

偽物の技法を探ってみると

花の模様は、リューター(小さなグラインダー)の様な物で石の表面に軽く付ける。あるいはMさんご指摘の様にサンドブラストで彫る。つまり、我が家の道具でも30分もあれば出来る。そこへコンクリートボンドみたいな物を薄く塗りつける、乾いたらサンドペーパーを掛けてワックスを塗る。たいした手間では無いなとIWANAは分析したのです。そういえば最初から花の色がコンクリートボンドかコーキング剤の様だなって思っていたのです。

でもね、本当に驚いたのは、その後です。

インターネットでHPをアップしている、ある業者さんに、意気揚々と贋物発見のメールを写真付きで送ったのです。その業者さんは真贋について掲示板も開設されているのです。

その業者さんのメールの一部をご紹介します。

菊花石の贋作?の情報をありがとうございます。
写真だけで判断するのは難しいのですが、今回の菊花石は本物だと思われます。
その理由は
 1.贋作ならもっと綺麗に作る。(花の色、芯、輪郭など)
 2.花以外の白い所も消えている。(この大きさの菊花石で花以外作ることは無い)
 3.もし贋作だったとしてもこれほど手の込んだことをすると採算が合わない。
 4.石の粉を貼り付けた模造品は研摩加工されない。
  (ニスなどを塗り光沢を出す事はあります。)
以上の理由から本物だと思われます。

花がなくなった原因として考えられるのは、
熱を掛けたときに科学反応をおこし色が変わってしまったのではないでしょうか?
(どんな物質が何と反応したかは分かりませんが・・・)

さてMさん、どう思われます?

IWANAが反論してみます。

1. もっと綺麗につくる。

確かに、しかし綺麗に作る技量があったかなかったかであって、それで贋物とは言えない、綺麗に作りすぎたら、かえって贋物がバレル。

2.花以外の白いところも消えている。花以外を作ることはない。

石本来の白いところは残っています。花以外にも同じ素材で付けた白い部分が一緒に消えた。花以外を作る事はないって?誰がそれ決めたのよ。「汚し」といってリアリテイを増すために業と汚れを付けるなんて事は当たり前の手法です。

3.もし贋作だったとしてもこれほど手の込んだことをすると採算が合わない。

決して高度なテクニックでもなければ、たいして手間のかかる方法ではない。もちろん企業として採算ベースにあるかは疑問(笑)だけれど、年寄りの小遣いかせぎにはなる。

4.石の粉を貼り付けた模造品は研摩加工されない。

馬鹿を言ってはいけません。石の粉なんて使ってませんよ、接着剤をペーパーで削るだけ、勿論、石の粉を貼り付けたものを、研磨するなんてことは、ありふれた手法。

○科学反応をおこし色が変わってしまったのではないでしょうか

馬鹿を 言ってはいけません200度くらいで科学反応なんて鉱物なんですよ。菊石なんてものは表面のプリント柄ではないのですから。

如何でしょうMさん。

根尾でお店を張ってる、権威とおっしゃる方の見解です。

後日、釣りの帰りにそのお店で小さな物を買って色々聞いてきました。

そこの店頭にあるものは確かに本物と思われる物でしたが。

店番の奥様の説明は、上記のメールと同じでした。

いささか、この人、科学の常識をお持ちなのかな?と首を傾げたのですが、店番の主婦相手に、真贋論争をしてもしょうがないので、笑って小物を二千円ほどまけてもらって帰りました。でも、嫌な世界を見たような、すっきりしない気分です。

ネットで、ある石好きの方が「工芸菊花石」といった自作の物を紹介されています。石の表面に鳥や動物の絵柄を菊花石の模様の様に入れて楽しんでおられます。多分、手法はIWANAが書いたものに近いと思います。

その後、骨董市の業者さんは、菊花石を店頭には出しておられません。

ところで、Mさん、岐阜県図書館の二階の郷土資料のコーナーには素晴らしい菊花石の貴重な本が並んでいます。菊花石の採掘場所の地図などという物もあるのですよ。一度お立ち寄り下さい。

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2007年4月29日 (日)

道端の雑草

Dantelion_003 我が家の前の側溝の蓋の隙間に生えたタンポポです。

貴方のお宅の前にこんな雑草が生えていたらどうします。

毎日、家の前の鉢植えに水や肥料を遣り、玄関先を掃除して、雑草はこまめに抜いてというのが普通の市民生活だけれど、花を手入れして、「雑草」を抜いている自分をふと矛盾だと思ったのよね。

タンポポは可愛いし、人に踏まれ車に轢かれる毎日でも、こうして季節になれば咲いてくれるなんて事は素晴らしい事なのじゃないかと。

Dantelion_001 何が雑草で、何が生えていて許される草なのだろうか、こうして、家の前の側溝の蓋の隙間に雑草が生えている事は、我が家にとって「見苦しい事」なのだろうかと。

自然を大切になどと言いながら、雑草だから見苦しいからと言って、これをむしってしまうのは、とんでもなく馬鹿げた事ではないのかなと。

以来、我が家の前は、この通りです。だらしないですか?汚いですか?見苦しいですか。

Dantelion_002 ごめんなさい、IWANAも、道端の側溝の蓋の隙間に生えている雑草の様なものだから、むしったり出来ないのです。

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2007年4月25日 (水)

これが岩魚だ! 庄川源流釣行

Shokawa_005 これが岩魚なのです。皆さん

連休明けから仕事始めとなるIWANA。つぎの世界は土日祝日休み。

長い間、平日休みの世界に身を置いていたIWANA。子育ての時代は苦痛だったけれど、それが終わると平日休みと言うのはとても贅沢な話。ゴルフだって釣りだって平日休みは最高。とりわけIWANAの趣味の渓流釣りなどは、土日休みでは魚より釣り人が多くて釣りにならない。

Shokawa_003 庄川は、岐阜県の高山市荘川町(旧荘川村)を起点に、御母衣ダム、世界遺産の合掌造りの白川村、砺波平野を経て日本海へ注ぐ川。

Shokawa_002_1 その源流部の荘川町がIWANAの釣りのホームグランド。平日休みの極楽を間もなく放棄するIWANAは、連休前に思いっきり竿を振りたいと、今日は小雨がパラツクなかロングドライブ。目指した支流の一色川は、何処も先客あり、平日だからとゆっくり出かけたのが間違い。「連休前」誰もが同じ考えなんだろう。連休は人がいっぱいだし、連休明けじゃ魚は居ないしというわけで。

Shokawa_006

でもね荘川村なら大丈夫。IWANAの貯金箱とも言うべき秘密のポイントへ。ところが最近は、ここも結構有名になってしまって、とりわけ名古屋方面の皆さんには。

Shokawa_009 綺麗な場所でしょう皆さん。こんな場所に岩魚は棲んでいるのですよ。早速先ほど夕飯で美味しくいただきました。

いささか残酷な魚の掴み方で恐縮。普段はもう少し優しくするのですが。竿を持って、ベストからカメラを出して、ヌルヌルして暴れる魚を掴んで片手で写真に撮るもので・・・。

荘川桜のレポートをしたかったのですが、まだ少し早かったようです。

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2007年4月23日 (月)

選挙

昨夜は、正確には今朝は、二時すぎまでテレビの選挙速報に釘付けで、それでも今朝は、忙しくて、いま、四つもの所用を片付けてきた。

IWANAは、結構、政治的ではあるけれど、選挙運動という奴は嫌いで、選挙運動をお祭りだなどと言って、騒いでいる連中が嫌いで、なんという下品で無教養の輩なのだと、大抵は馬鹿にしていて、お友達にはなりたくない人たちだと距離を置いている。

保守党の選挙事務所なんてとこには、地元の、勉強が全く出来ずに学校でもほとんどお客さんだったような男が鉢巻をして座っていたりするから、近づくだけでも蕁麻疹が出そうだ。

かくいうIWANAが、今回初めて、市議会議員の、ある候補者の決起集会なるものに出て、あれよあれよという間に必勝の鉢巻までしてシュプレヒコールまでしてしまった。

同じ校下の、市民派の無所属候補、古いカテゴリーで言えば新左翼と言えなくも無い。いささか市議会では少数派で孤立気味なのだが。同じ校下からは、保守党の候補が出ていて、この輩が不愉快な奴で○○○に乗った利○屋・福祉○○と陰口を叩かれている男。この男が結構派手な選挙戦を繰り広げるものだから、こんな輩に負ける訳には行かないと、市民派の無所属候補の決起集会に出かけた訳。

びっくりしたよ。IWANAと同い年の候補者なのだけれど会場は、婆さんばっかし、しかも、その婆さんたち、鉢巻してやる気満々なのよ。150人程の集会だけれど、アノ人もそうかい、あの人も良く見る人だけど、こちらなのかと、嬉しくなってくるよ。時あたかも、お隣の体育館では、くだんの利○屋が市長も代議士も集めて同じく大決起大会をおやりなのに。

IWANAは古いタイプの○翼だから、右と左でしか考えられない所があるけれど、だから一昔前なら新左翼とカテゴライズすべきグループが、怒りのオバちゃんパワーに埋め尽くされているのよ、おいおいオバサン達、年金だの、弱者切捨てだの、格差社会だのって、結構怒っているんだよ。凄いなー、世の中棄てたものでは無いなと感動した次第。

選挙結果、 市民派 4,580票   利権屋 三千票届かず  しかし、いずれも当選。

ボンボンで家柄はビッグネームだけれどダーティで、東大の学生がピッタリ付いて教えたけれどアノ大学しか行けなくて苦労したアベチャン、苦労が肥やしになって無いよね、更に学歴詐称だなどと週刊誌に書かれたりするアベチャン。

アベチャンは選挙中も、景気は確実に良くなっているなどとノー天気な事言ってるけど、そんなこと皆、バカヤローって思って聴いているぜ。IWANAの周りのオバサン達、みんな鉢巻しめて怒っているぜアベチャン。我が家の周りは、平均的な、落ち着いた住宅地だし、そこそこ品もある地域だけど、そこの品のいいオバサマ達が鉢巻締めて怒っているぜ。

結果 大差をつけて 市民派 オバサンパワーの勝利。

今度の選挙 自民 公明は大幅に議席を減らし 民主は二割以上議席を増やしているのだね。この夏の参院選が楽しみだね。アベちゃん。

「景気は確実に良くなってる」 きつい冗談だよアベチャン。

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2007年4月22日 (日)

ちいさな花

Litlle_001 完全日陰の小さな裏庭は、植物を育てるのには、いささか過酷で、福祉も、法の庇護も及ばない厳しい世界。園芸屋さんで「日陰で可」なんてマークの苗を見つけたら何が何でも買って来て、兎に角、植えてみるという事の繰り返し、それでも十年もの時間を経過すると、それなりに庭が出来てくる。

「生きられるものだけが生きよ。」という、コイズミ流の、アベチャン流の、竹中流の、コイズミチルドレンの自民党の馬鹿政治屋流の、アメリカ流の、ニューエコノミーの論理の、とても嫌な世界観が支配する、完全日陰の裏庭の現実だけれど、小さな花が咲きました。美しいです。アベチャンがいう「美しい国」は、これなんだなと感心しつつ、せめて人間が作る人間の世界は、日陰でも沢山の花が咲くようにと、これから市会議員選挙の投票に行ってまいります。みなさん投票はお済みですか。

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2007年4月20日 (金)

博多びーどろ 三足金魚鉢

Kingyo 和のガラスをインテリアとして楽しむなら、やはり金魚鉢だと思う。風鈴の様な薄手の涼しげな物も良いけれど、これは厚手で存在感たっぷりの物。博多や長崎にはオランダ渡りのガラス文化が根付いているが、博多ビードロの物。(たち吉)

イタリア北部のモンツアという街では、金魚鉢禁止令という法律があって、金魚を丸い金魚鉢では飼ってはいけないのだそうです。なんでも、金魚鉢の丸い形がレンズになって、金魚にとって、外の景色が歪んで見えるという事からだそうです。

知らなかったけどイタリアというのは世界でも最も厳しい動物愛護法が制定されている国だとか、ちなみに一日三回以上、犬を散歩に連れて行かないと7万円の罰金だとか・・・。これってどうよ、我が家のジョンなら泣いて喜ぶぜ。吠えてばかりいる馬鹿犬なんだけど・・。

この金魚鉢の伝統的な形、「きんちゃく」と呼ばれるスタイルだけど、「金魚玉」と呼ばれたガラスの金魚鉢が一般的になったのは、1800年代 江戸の終わり文化文政の頃だという。

金魚が、日本に入って来たのは1502年、室町中期だから、金魚鉢が登場するまでは、金魚は、金魚舟と呼ばれる木製の水槽に飼われていた。当然、上からの観賞となる為、金魚本来の美しさは充分発揮されない。ガラスの水槽の登場で金魚は横から観賞されるものとなり、その派手さから爆発的に流行する事となった。

金魚鉢のアンティークのコレクターという人もいて、大名道具の金魚鉢なんてのは素晴らしく、和ガラスのコレクションとしては最高にオシャレだけれど、地震が来ない事を祈るばかりです。

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2007年4月19日 (木)

日陰の庭レポート

たいつり草 うらしま草 ぎぼうし

このところ忙しく動き回っているうちに、桜はあっというまに葉桜になり、あの賑わいは何だったのと桜に聞きたいくらい公園は平常で、しかし電車の窓から見る金華山の新緑は爽やかで鼠色のIWANAの心もワクワクとしてくる。

陽が燦燦と降り注ぐ庭なら、去年あった植物が今年も芽をだすのだろうけれど、日陰の庭では必ずしもそうはいかない。去年あった物が今年は無く、去年咲いた花が今年は咲かなくなったりして、芽が出るだけで大きな喜びて、去年と同じ花が咲いたらもう素晴らしい出来事なのです。

Shade_001

たいつり草が咲きました。四年目になります。もう定着したのでしょう。釣り師のIWANAにとって縁起かつぎの花です。

Shade_003 うらしま草が伸びました。もう何年も庭にあります。

この、椰子の木の様な姿、支柱を立てて八月半ばまで持たせるのが大変です。ビル風が回り込む裏庭では、風との闘いが全てです。

Shade_002 ぎぼうし 今年も株分けで沢山増えています。大敵のナメクジの根絶に成功していらい、沢山増えています。ナメクジの食害と葉の日焼けを防ぎ、少しでも長く、美しく、葉を維持するのが勝負です。

今年は、日陰の薔薇も良い報告が出来そうです。

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2007年4月15日 (日)

AEウィリアムズ ピュータースプーンセット

AE.Williams 英国製

Williams_001 1779年創業のイギリスのピューターの老舗、AEウィリアムズ社のもの。これでも2001年の新作。エナメルを施したアールヌーボー調の新作が登場とカタログのキャプションに書かれている。

日本人には馴染の薄い素材だけれど、ピューターは錫(スズ)を主体とする合金で。2000年前の中国で生まれ、西洋ではローマ時代から使われていた。ローマ帝国占領下のイギリスで盛んに作られたもの。中世ではロンドンが世界最大のピューター製品の産地であったという。

アンティークのコレクションのカテゴリーの一つに、カトラリー、ナイフ・フォーク・スプーンといったアイテムの蒐集があるけれど、とても趣味の好い物だと思う。

場所を取らず破損する事もなく誰にも解る良さがある。最高は、やはり銀器だけれど、耐変色性・金属臭が少ないという点でピューターを好む人いる。

このスプーンセット、新しい物だけど、まるで中世の様な趣。

ウィリアムモリスのアーツアンドクラフトのデザインの様で。カタログではアールヌーボーというふれこみだけど、アールヌーボーは、イギリスではモダンスタイルと呼んだのだけれど、むしろ武骨で洗練とは程遠い中世的な物を感じるよね。

アンティーク蒐集の楽しみは「使う」事の出来る楽しみがあるけれど、お客様をもてなす際、相手がアンティークを良く解ってくれているといいけれど、相手次第で逆効果になる不安がある。例えばアンティークの少し擦れが出たようなカップでお茶を出しても気持ち悪く思われはしないかと心配。ましてスプーンなどはIWANAでも使うには新しい物の方が良い。

Williams_003 このスプーンセット、お客様のもてなし用に買ったのだけれど中世的すぎてIWANAのコレクションの中ではスポードのカップにしか合わないのです。

とても柔らかいので、このスプーンが有れば、誰でも簡単にユリゲラーになれます。

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2007年4月13日 (金)

六代目 柿匠渋左衛門 柿渋染帆布バック

Dosanmaturi_015 岐阜の西濃地方は富有柿の一大産地です。

岐阜の家には、昔は、どの家にも柿の木があって柿など何時もいっぱい食べていたから、大人になった今では反作用で、柿を買ってまで食べたいと思う事はない。遠方の友人が柿をたいそう有難がってくれるのが不思議なくらいだ。

柿渋。IWANAが住む岐阜市の加納は、昔は和傘の産地で、広場には和傘が沢山干されていた。傘の和紙に染みた油の匂いと染料の柿渋の匂いが何時も街に漂っていた。

柿渋の匂い、とても強烈で、たまらない匂いなのです。IWANAは、幼児体験とあいまって、この匂いを、お爺さんの匂い、田舎の匂いと位置づけています。

Dosanmaturi_013 「六代目 柿匠渋左衛門」。先日立ち寄ったフリーマーケットで一際目立ったこの親爺さん。強烈な柿渋の匂いを消す無臭技法を開発したのだという。以前のブログ・郡上魚篭で書いたように、柿渋を魚篭の加飾に使った事があるIWANAは、無臭の秘密を聞き出すべくお話を。

この親爺、ただならぬ狂気を持った親爺なのです。直径二メートルもあろうかという醸造タンクに二杯も柿渋を仕込むという「柿渋」屋なのです。摘果で摘んだ青柿を絞って六年間寝かせて発酵させるのだという。六年という月日が無臭の秘密だという。

近頃は、オシャレなアウトドアショップに柿渋染のリュックが売られていて3-4万円という結構なお値段が付いている。

ただでさえ加齢臭を気をつけなければならないのに、IWANA自身「お爺さんの臭い」としている柿渋の臭いがする物を持つわけにはいかない。無臭というのは有難いと早速購入。お値段も3,500円と格安。

Dosanmaturi_017 でもね、外では気にならなかったけれど、室内では臭いが・・・。爽やかな青柿の匂いとも、不快な田舎の臭いとも。いけませんいけません。早速「柿匠渋左衛門」直伝の消臭方法を実施。酢をスプレーして一昼夜ポリバケツで水につける。消臭剤をスプレーして更に一昼夜ポリバケツで水につける。確かにこれで無臭に。

このサインペンで書いた様なタグが馬鹿馬鹿しくて良いだろう。好きだな、こういうの。

Dosanmaturi_016 もちろん、柿に○印の皮のタグだって付いてるのです。縫製だってシッカリシテいるし、デパートなら二万円だぜと思う元デパートマンのIWANAの今日この頃です。

カキジョウシブザエモン。この名前、ギャグか本気か。それを訊くべきだったね。

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2007年4月11日 (水)

10,000アクセス達成。

気が付がなかったけれど、一昨日、当ブログのアクセスが10,000を超えていました。

昨年の九月二十六日以来、半年です。感慨無量です。

だらだらと団塊のお爺さんの与太話にお付き合い戴き有難うございました。

本来なら、お付き合い戴いた皆様には、洩れなく門を訪れてお礼の茶菓子などお配りすべきところ、小生、風邪気味にてブログでのご挨拶にて恐縮。

有難うございました。

今後もダラダラとお付き合い戴きます様お願い申し上げます。

Kaze

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2007年4月 9日 (月)

片栗の花 群生地 岐阜県山県市

Katakuri_003 昨日の選挙の結果が少し不愉快で、どなたかの納得できるコメントをと、ネットを彷徨っていたら、ひょんなとこから「カタクリの花」なんてページにたどり着いて。そうだ今日はカタクリの花を見てこようと思い立った次第です。

都合のいい事に、カタクリの花は寝坊のようで、朝早くより昼過ぎが見ごろとの事。

哀れな花なのです。カタクリは。一年は十二ヶ月というのに、地上に在るのはホンの二ヶ月足らず、Katakuri_004 花といえばホンの一週間。なにも葉まで消えて無くなる事もないのに。三月に芽を出して四月始めに花が咲き五月には葉も枯れて姿を消してしまうのです。

驚くべきは種が土に落ちて芽を出すまでに八年の月日を要しているとの事。その我慢強さは何? 

Katakuri_001 そんなに我慢して咲いて、たったの二ヶ月の地上の暮らしってどうよ。この世はそんなに価値が在るのかい。あるいはこの世が嫌だから、我慢して我慢して我慢できずに芽がでたらサッサと咲いて、また地下に眠るというのが君の生き方なのか。

Katakuri_005 群生地だって山の拓けた北斜面だなんて、陽が燦燦と当たってはいけないけれど、陽が当たらなければいけないという。なにか難しい注文だぜ。

カタクリの葉は、鹿の背中の斑点の様な、熱帯のカエルの背中の様な、貴婦人のビロードのスカートのような、シクラメンの葉の模様の様な。怪奇趣味だけれどソコハカトナク上品でもあって、しかし腐り始めた葉が多数になると、ゴミ捨て場の様な風情で・・・。

群生地 岐阜県山県市赤尾1(写真) ・ 山県市大桑1831(こちらのポイントはスケールの大きな群生地ですが今年は既に花は終わっていました。)

Katakuri_007 Katakuri_008 帰り道に近くの「四国山香りの森公園」へ。香りをテーマにした公園。公園の散策路には四国八十八ヶ所巡りの地蔵さんが。

桜と地蔵、桃源郷だぜ。

写真はクリックすると大きくなります。

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2007年4月 8日 (日)

道三まつり

Dosanmaturi_003 四月の第一土曜日・日曜日は岐阜の道三まつり。

もともとは、「岐阜祭り」だったのだけれど、30数年前のNHKの大河ドラマ「国取り物語」の人気にあやかって、斉藤道三を顕彰する道三まつりとなった。

Dosanmaturi_001 ちなみに秋の祭りは昔から「信長まつり」。この二日間は、武者行列やらパレードで祭り一色。あと祭りの今日はデジカメ片手に市内を散策。

Dosanmaturi_008 40年前は、この柳ケ瀬のアーケードも、人に溢れていたのだけれど、最近は祭りといっても、この程度。寂しいよね。

Dosanmaturi_011 祭りの花形、お神輿だって子供がいないので、お神輿は車輪付き。数人の子供が引っ張って歩くだけ。IWANAの子供の頃は一つの町内で子供は3-40人いたから、お神輿も、大人神輿、子供神輿、小さな子用の神輿と三つも神輿を出したのだけれど。後ろの閉まったままのシャッターが悲しい。

Dosanmaturi_004

Dosanmaturi_005

柳ケ瀬のお隣の美殿町、老舗が集まるこの商店街は柳ケ瀬の衰退に抗して頑張っています。とても落ち着いた老舗ばかりで良い味出している商店街。恒例の、懐かしの国産車の展示も、IWANAが楽しみにしているもの。

Dosanmaturi_007 ラビットのスクーター。こんなのも停まっていて。

これって、IWANAが高校時代、無免許で捕まったスクーターなんです。昭和だね。

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2007年4月 7日 (土)

桜情報 寺尾ケ原千本桜公園

Senbonsakura_006 この一週間は、徹底的に桜を追いかけようと考えていたのだけれど、色々とあって、とても忙しくてブログも書けずじまいだった。

考えてみると桜のシーズンはいつも、そんな事を繰り返している様な気がする。

Senbonsakura_002_1 桜をじっくりと楽しめた春などというのは無かったような気がする。

いつも忙しさの中で、乗り物から見る桜で、花見に行こうと思いながらシーズンを終わってしまう。

今日は、とても寒く、雨だって少しパラパラと落ちていたけれど家内と花見行。

岐阜県関市武芸川町にある「寺尾ケ原千本桜公園」。先月の日帰り温泉行で見つけた桜スポット。奥長良川県立自然公園の二キロに亘る道路沿いに二千本の桜が植えられて壮観。

Senbonsakura_003 団塊桜

現在の、桜の名所の、桜のほとんどがソメイヨシノだという。

ところが日本中を席捲しているこのソメイヨシノの寿命がなんと6-70年だという。

桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿。という言葉の通り桜の木はとても腐りやすい木。50年もたった染井吉野の多くは幹が腐って空洞になっている物が多いという。

寺尾ケ原の千本桜は住民によって昭和27年から植え続けられた物だという。日本の桜の名所の多くが戦後の復興のシンボルとして植えられた物が多い。まさに我々団塊の世代そのものだと感じるのは、団塊のIWANAのセンチメンタリズムだろうか。

Senbonsakura_009 その桜の名所の多くに、今、ソメイヨシノ寿命60年の恐怖が忍び寄っているのです。

桜までもが、団塊の黄昏。

ところで、いままで、なにも感じなかったけれど、桜ってやつは、葉より花が先なのですね。

これってマルクスなら、弁証法では、どう説明するのよって?

花より先に実が成るようで、葉より先に花が咲くって、春から秋に突然なる様で、順番が違うって感じ。

高村光太郎ならどうよ、智恵子抄で智恵子が「いやなんです。」って言ってたそれなんじゃないか? 寺山修司ならどうよって思う、四月の今日この頃です。

みなさん、千本桜公園の見ごろは来週あたりまで続きます。

Senbonsakura_004

写真はクリックすると大きくなります。

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2007年4月 1日 (日)

桜情報 岐阜 清水川公園の桜

Sakura_003_1 素晴らしい桜だろ?

我が家の近く、JR岐阜駅の南にある清水川公園の桜です。

この川、清水川の名前の通り、昔は長良川の伏流水がボコボコと湧き出る美しい川だったのです。

ISakura_001_1 WANAが子供の頃は、ここでザリガニを取ったり、いろいろ悪戯をした川なのだけれど、最近、岐阜駅の高架による再開発で整備されたのです。ただの用水然とした川に、大きな石を入れたりして自然な雰囲気にして。アユだって沢山泳いでいるのだよ。

奥に見える超高層ビルだって、今をときめく名古屋のミッドランドタワーより高いという自慢のビルなんだぜ。

Sakura_002 花ぐもり、光量不足で写真がイマイチなのが残念だけれど。

Sakura_007 今日は、自慢の自転車ブロンプトンに跨って、岐阜市内を桜追い人。

写真は、織田信長の居城があった、金華山の麓の岐阜公園、長良川から取水した用水、清水川の上流部でもある。

Sakura_009 鵜飼で有名な、長良川の堤防の桜も、ほぼ満開。シーズンオフの鵜飼の観覧船が寂しげだけれど。

Sakura_010 長良橋と桜と遊覧船。

岐阜ってホント良いよねって想うエイプリルフールの今日この頃です。みなさんいかがお過ごしですか?

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