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2007年1月27日 (土)

一期は夢よただ狂へ

IWANAがこのブログでアップした物などIWANAにとっては渾身のものだけれど、とてもササヤカでコレクターと呼ぶには恥ずかしくて匿名だからアップできたような物だ。

Mena_001 愛知県の小牧市にメナード美術館という小規模な美術館があります。ご承知のように化粧品メーカーの創始者の個人的コレクションを展示したものなのだが、素晴らしい。評価がすでに定まった如何にも如何にもという大家の作品群ではあるがその選定眼が素晴らしい。

IWANAが住む町の○○川を見下ろす高台に○○美術館がある、如何にも如何にもという大家の作品群であるが笑ってしまうほど卑しいコレクションだと思う。

メナード美術館は女性オーナーのコレクションそして美を追求するのが仕事の。

IWANAは美しくない女なんて嫌いです。まして美しくない女性画家なんてありえないと思うのです。当然、かっこよくない芸術家なんて信じません。およそ日常の美すら追求出来ない者に美しいものなどつくりだす事など出来ないと思うのです。

ちなみにメナードの二代目は二三度会議でご一緒しましたが、またまた女性なのですがとMena_010_1 ても美しくて聡明です。メナードは当分不滅だと思います。

話がそれたけれどメナード美術館がこれほど素晴らしいコレクションをなしえたか、やはり女性オーナーの生き様だと思うのです。

○○美術館が作品の素晴らしさにもかかわらずあんなにも惨めに思われるのはココロザシかなと思うのです。着る物も着ずに喰う物も喰わず頑張ったのだよと、それはそれで良いけれど、払う物も払わず真善美聖に背を向けて蓄財して、さあ天下とったから、これからは美だの善だのと言ったところで美の女神は相手にしてくれないのよね。相手してやりたくても、口が臭い男みたいで、だれも言わないけれど、口が臭い男とはお金もらっても出来ないよね。

どんどん話は横丁を曲がりくねってしまうけど。たとえばオールドノリタケ、美しいか美しくないかでは語れないと思うのよ、とりわけデコ物は。あれは美しいか美しくないかを敢えていえば美しくは無いと思うのよね。

本物か贋物かで言えばヨーロッパ陶器の物まねの贋物なのだよね。だからヨーロッパのアンティークの質の高いものを美的に追求しているコレクターからみれば何ソレって事だろうね。ただしコレクション、アノ時代のアレからこの時代のこれを集めたい、そしてその時代に触れてみたいそして感じていたいというコレクションという楽しみ方だととても魅力的なアイテムだよね。

IWANAは仕事柄マーケティングとかマーチャンダイジングという視点で見る癖がついているけれどオールドノリタケは物そのものが持っている美という事で見るとヨーロッパの窯のものより割高だと思うのよ、しかし市場価値として見ると団塊世代の骨董市場への参加で更に上がる可能性があると思うのよ。ただしここ十数年で集まるところへ集まってしまっていて本当に質の高い物が市場に出てこないのよね。ある程度市場に供給がないと盛り上がらないのよね。

Mena_002 ルサンチマンって言葉があってね、木の高いところに生っている美味しい木の実を見て、手が届かない狐が、あれはきっと不味い木の実だ、あれにはきっと毒がある、故にあれを取ろうとすることは馬鹿である、あれを取ろうとすることは悪いことであると言う論理を執る人の事を言うみたいだけど。

子供の頃、なにかを集めていて、もっと集めていてかなわない相手に会うと、集めることは悪いことだ、持っていることは悪いことだ、だから私は持っていないのだということを言ってみたりした事ってあるよね。

子供じゃないんだからね、自分がかなわない相手にあったら相手を受け入れる事だと思うのよ、そしてかなわない相手のコレクションを記憶のなかでコレクションするのよ。

だからIWANAはメナード美術館はIWANAのコレクションの一部だと思っているのよ。もちろん時間を30年も戻す事ができたら鳥になってアノ美しい二代目の暮らす窓に飛び交い昼はひねもす美しい声でささやき全てを手に入れるなんて事も出来るかもしれないが。

話がますます逸れたけど、つまり美というやつは所有できるようで所有できない物なのよ。

持っているとか持っていないとか、「だから私は持たない」だとか言ってる奴は、つまらない奴だよ。

一期は夢よただ狂へ。集めるというなら狂うべきだよ、何もかも其れに換えて狂わなければいけないよ。狂えないのは狂えないという事だけなんだよ。コレクターとは言えないね。狂えないのに理屈は付かないのだよ、くやし紛れの負け惜しみだよ。だから負けるとか勝つとしか捉えられないから美なんて近づけないんだよ。って。

何を誰に言いたいのかって?ごめんごめん支離滅裂で、少しくどいなって反省の土曜日です。皆さん如何おすごしですか・ ・・。

写真 メナード美術館

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コメント

IWANAさんこんにちは。
”一期は夢よただ狂へ ”
IWANAさんの真髄を見る思いがして、
返信を誘われてしまいました。
胸にぐさーっと、まさにまさにという思い・・・笑。
これからも、IWANAさんの世界が拡がって行かれますことを
お祈りいたします。

投稿: まき | 2007年1月28日 (日) 11時14分

まきさん
前回の、ペルシャ絨毯について書くために、昔読んだ、五木寛之の「燃える秋」を読み直してみました。チョッと読みのつもりが、思わず読み通してしまいました。愛に生きるのが女の様に言われてきたけれど、義に生きる女も良いなと思う今日この頃です。

投稿: 団塊堂主人 IWANA | 2007年1月28日 (日) 17時03分

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