信楽 古萩釉土瓶・湯呑
団塊堂セレクション ⑯ 山村秀和作
豪快な土瓶と湯呑である。信楽の中堅作家の作品。侘びの極致である。
山なりの砂まじりの古信楽の土に、緻密とは言いがたい灰色の萩釉がぶっ掛けられて更に胡麻のように灰をかぶっている。
利休が秀吉に切腹を命ぜられたとき信楽の水指を用いてこの世の最後を惜しんだという。
「侘び茶」利休に愛された古信楽を彷彿とさせる磁胎に、「一楽・二萩・三唐津」ともてはやされた茶陶の萩焼の仕上げ、しかも高麗の井戸茶碗を思わせる古萩釉。
大ぶりな土瓶に大ぶりな湯飲み、熱い番茶をたっぷりと入れてワイワイがやがややるもよし。夏の日に冷たく冷やしたグリーンティを三分の一ほど注いで洒落て楽しむのもよし。豪快かつ繊細、ダイナミズムとデリカシー。
湯呑は筒茶碗ほどの大きさがある、濃茶だって楽しめるのです。
クラフトです、でも真に本格的で伝統的で「侘び寂び」を心得ていて、そのうえ華やかなのです。
実は湯呑は八客揃えたのだけれど、いつか男八人集まって、この茶碗で番茶ガブ飲みしながら赤飯饅頭ほおばるなんて事、夢見ているのよIWANAは、山ちゃんどうよ。
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