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2006年12月19日 (火)

海泡石(メシャム)のパイプとシルバーキングジッポーライター

団塊堂セレクション 

海の泡が石になったらと付けられた名前の石、柔らかで軽く上品な白さでパイプの素材としてはとても良い、何より煙草の味に差し障りが無くニコチンを石が吸収し白が金褐色に変化していくのが美しい。最大の難点は、軟らかく傷つきやすい事、バイプを美しく育てる為に皮手袋をはめて使う。海泡石はトルコ産だがオーストリーのウィーン製。

ニコチンが美しいなんて美意識は、今では少数派、IWANAもパイプクラブの会長だった先輩を心臓病で亡くして以来パイプは止めた。

Hardy_1 煙草を喫うという習慣が世界に広がったのは未だ400年足らず前の事です。一つの新しい習慣が、世界にたちまち流布した例は煙草以外に無い。

そして嫌煙権。今に始まった事ではなく、イギリスの国王ジェームズ一世の煙草禁止令、ペルシャのアッバース大王もこれを完全に禁止したし、インドのジャハンジール皇帝は喫煙した者はその唇を引き裂かれるべしと布告したし、17世紀のトルコでは喫煙した者は鼻に穴をあけられ、そこにパイプをつっこまれたという。

しかしながら、ジェームズ一世の死後50年もたたないうちにイギリスを訪れたフランスの旅行家は、こう伝えています。

「夕食が終わると、彼らは卓上に、喫煙の為のパイプと煙草を半ダースほども出した。イギリスでは、男にも女にも同じように喫煙の習慣があり、だれもが煙草なしには生きていけないと考えているようである。

なぜといえば、煙草は頭の中から邪悪な気分を一掃してくれるからだというのである。

子供が学校へいく時には、通学鞄に母親が毎日パイプを入れてやり、それを朝食の代わりとするのである。時間がくると、子供たちは教科書をわきにどけて、パイプに煙草をつめこみ、先生も子供といっしょに一服やり・・・。

彼らは、煙草は人間の健康のために絶対必要なのだと思っているようである。」

アルフレッド・ダンヒル著 「パイプの本」

IWANAは、いまさら喫煙を薦めるつもりは無いけれど現在の世相への重要な示唆が含まれている様な気がするのよね。

喫煙というのは、精神をコントロールするスローな儀式だと思うのよね。食事の後、男も女も子供も煙草を喫って邪悪な気分を一掃する。学校で時間がくると先生も子供も一服やる。

現在の感覚では異様と思われるけれど、これって凄い事だよね、先生も子供も「ココロ」の食事をする。家族も食事の後「こころ」の波長を整える儀式をする。大事な事だと思うのよね。イジメやら先生のノイローゼやらそんな物も無くなると思うのよね。

身体が健康でも心の健康はどうよと思いつつ、嫌煙権も確かにと納得し、遠慮しながら省煙中のIWANAです。みなさんいかがお過ごしですか。

シルバーキング ジッポー

カリフォルニアのミゲール・ダバロス作の5面手彫りの銀製ジッポー。

David Hughes  石膏彫刻 イギリス

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