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2006年11月17日 (金)

ドーム 葡萄葉文に蝸牛トレイ

DAUM GRAND ESCARGOT

団塊堂セレクション ④

Dom2_001

IWANAは、緻密に計算された物が好きです。しかしガラスは金属を削るように完璧を求めるには限界があります。それ故に冒険的で不安定で高貴です。

この冒険と計算の狭間の、暴力的な高温の中で形づくられる美、ガラスは高温から常温に引戻される事によって美を固定します。そして更に削ったり磨いたり、陶器ではご法度の手練手管が自由に加えられます。何でもありです。

そして出来上がれば何事も無かったかのように、ツンとすまして、周りの光を反射しながら他力本願で様々な表情を見せてくれます。

まるで人生の様ではありませんか、ままになるようでままならない。なにもかも思い通りになるのであれば面白くはないでしょう。ままにならない部分があってこそ面白みが出てくるのです。そのくせ結構、計画的で計算ずくだったり。

今日もまた前置きが長くなってしまいました。

このトレイ、パート・ド・ヴェール技法でつくられた物です。

カタツムリに植物、いかにもアールヌーボーのテーマではあります。勿論、現代のものですから、アールヌーボーの病的な暗さは削ぎ落とされて明るくなっています。

これってナニって良く聞かれます。灰皿といえば納得していただけますか。

でも本当は、なにでもないのです。アツシュトレイ・ピンディッシュ・ピアストレイ用途を言えば安心できますか? 用途も意味も曖昧なのです。

人間だってそうだろ?アンタ何様って・・・。

答えられるかい?

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