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2006年11月14日 (火)

ドーム 葡萄に蝶文脚付ポット

DAUM 葡萄に蝶文脚付ポット Pate-de-verre

団塊堂セレクション ①

Dom_005_4

ナンシー派と呼ばれるアールヌーボーの様式が今も受け継がれていて、その会社の商品が今もデパートで買えるのはとても嬉しい事です。ドームの歴史は間もなく130年を数えます。エミールガレと並んでアールヌーボーの双璧をなすオーギュスト・ドームが、父の買い取ったガラス工場の経営に乗り出したのが1876年、1891年には弟アントナン・ドームに芸術部門を設置し任せます。ガレがナンシーに工場を持つのは1893年になってから。ガレの工房はガレの類まれな才能によって大きな華を咲かせますが、ドームは当初からドーム兄弟そして各部門に配されたスペシャリスト、例えばパート・ド・ベールの技法の達人・陶工アマルリック・ワルテル、装飾画工のアンリ・ベルジェ、ガラス工のウジェーヌ・ガルなどを擁し、独創性・多様性・技術力でガレをも凌ぐ工房として成長していきます。

写真は、パート・ド・ヴェール(粉ガラス成形法)、ガラスの製法としては最も古典的な製法で作られたもの。耐火石膏の型に色ガラスの粉を詰め焼き上げ、その後、削ったり磨いたりして仕上げる。耐火石膏の型取りが昔に比べ遥かに進歩したせいか、現在の物の方がアールヌーボー期の物に比べても遥かに複雑な仕上がりとなっている。葡萄の葉の複雑な彫り、驚くことに蝶もアプリカシオン(溶着技法)ではなく一体成形の様である。写真撮影の為内部にLEDライトを入れている、実際は黒、あるいは濃い紫のシックで落ち着いた物。

 

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