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2006年11月19日 (日)

古伊万里後期 染付蔓草に蟷螂と蝶文皿

団塊堂セレクション  ⑥       古作写し

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釘掘りという古い藍九谷様式の技法で、見込みに蔓草とカマキリと蝶がプリミチブに描かれた皿、縁は輪花状。絵柄の調子は古いが高台が蛇ノ目高台であり、寛政から幕末にかけての古伊万里後期のものだろう。

藍九谷様式の技法であるが下手のものであり古伊万里初期といいたいが高台が蛇の目高台であり古作写しである。

釘掘りと原始的な調子が職人の洒落を感じさせる。プレスしたような造り、突き抜けたような野放図さ、幕末のザワザワとした不穏な雰囲気が伝わってくる。

陶器という物は何時の時代も工業的生産方法が取られていた物だけれど、近代の工業的生産の手前の生活陶器。良くも悪くも工業的なるものの姿が見え始めている。

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この少し後には、輸出陶器のニッポン物やオールドノリタケなんて世界が始まるのだもの、混沌として整理が付かない。

古伊万里と文明開化、柿右衛門以降の衰退と西洋の陶器の進歩、物まねと贋物から始まる陶器輸出、オールドノリタケってどうよ?なんて迷宮をグルグルと廻りながら、染付ってビンボーでイサギヨイな、なんて思う今日この頃です、皆様いかがお過ごしですか。

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