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2006年10月14日 (土)

オールドノリタケコレクション 7 

オールドノリタケコレクション 

7

オールドノリタケでも、チープな感のあるアールデコは、好みの分かれるところです、しかし、オールドノリタケのブームは、アールデコから始まったようです。

欧州製品の模倣とその消化といった感のあるアールヌーボー期のノリタケに比べ、アールデコ期のノリタケはアールデコの流行をいち早くデザインに取り入れ商品化していきます。Deco_2

シンプルで平面的なデコのデザインは、工業生産に適し生産性が大いに改善されます。流行というのは常に大衆を巻き込んで進みます。しかし、大衆性は、それまでの「特別」なものと交換して実現されます。

ノリタケは、デコのチープさゆえ、ブランド戦略により数年でデコ物の生産を止めているが、ノリタケのデコがアメリカの御婦人の心を席捲したであろう事は容易に想像できます。

アメリカのオールドノリタケブームはアメリカに渡った日系の婦人から始まったようです。自らの境遇をデコレディに置き換えた、そんな心情を彼女らのコレクションに感じます。アールヌーボーはガレを代表とするナンシー派のガラス、アールデコはノリタケの陶器、言いすぎだろうか。デコの大衆性こそアールデコの本質なのだよ。

デコレディピンディッシュ

裏印 グリーン HAND PAINTED M-JAPAN

大正7年頃(1918) 米国輸出向け

IWANAのコレクションの最後を飾るのが、このデコレディ。数あるデコレディのうちでも、これ程の美人は見たことがない。手描きによる絵付けのため、同じデコレディでも個体差があるがこれは秀逸。モボだとかモガが銀ブラといったセピア色の写真を見たことがあるでしょう。大正から昭和初期の、母や父の時代の品。父さん・あんたの時代は良かったよ。

Kakurega_005

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