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2006年9月27日 (水)

コイズミくんへ

団塊のアーカイブス

ご苦労様、君はかなりやったつもりで颯爽と去って行ったのだけれど、君の改革で何人の人がこの世を去っていったことやら。

君の単純明快さが、君の分かりやすさが、とても危険なものだと感じ始めたのは何時の頃からだろうか。

保守党の利権に満ちた体質を、少しばかり壊した君は、確かにたいしたものだった。君が斬って捨てたものは良かったけれど、返す刀で一緒に斬ったものがいけなかった。

君は給食費を払えない親と子供の悲しみが判るだろうか。新聞が伝えるところによると首都圏では給食費を払えない家庭が急増しているのだという。これには、確かに「払わない」家庭も多くあるようだ、しかし・・・。

子育てがずっと以前に済んだ我が家では、とりわけ家計を知らない私は、給食費がまさか有料だなんて思ってもみなかった。この国は義務教育の子供から給食費を取るほど貧しかったのだろうか。

私たちの子供の頃は、給食費が払えない子は、黒板に書かれた。今思えば、随分酷いことを先生はしていたものだ。日教組だって今よりずっと元気だったのに。馬鹿な私は、黒板に書かれるのは「給食費が払えない子」だとは気づかず「給食費を忘れた子」だと思っていた。、少なくとも低学年の頃は。しかし高学年になれば、それがどういう事なのかは分かる。まして書かれた本人は痛いほどわかる。自分の名前が書かれた黒板に算数の問題を書かれて勉強になるだろうか。

いや、確かにあの頃は誰もが貧しかったし、貧乏はそんなに恥ずかしい事ではなかった。みんな貧乏だけど明るかった。でも貧乏は本当につらかった。

ダレモガマズシカッタカラダレモガイッショウケンメイダッタ。

ダレモガマズシカッタカラダレモガガンバッタ。

皆を貧しくしても、お金持ちはもっとお金持ちにすれば、誰もが一生懸命働いて・・・。社会が豊かになるというのが、竹中くんの理屈のようだが。驚く事に民主党の若手の中にも同じ考えの世代もいるのだけど。

総額で経済が膨らんでも大半の人が貧しい社会は、やはり貧しい社会というのではないだろうか。

いささか情に流されすぎかもしれないが、この豊かに見える社会で、「給食費が払えない悲しみ」は如何ほどのものだろうか、「給食費を払わない」を、君は道徳の荒廃というのだろうか。

給食費を払う気になれない腹立たしい社会なんて事を思ってみたことは無いのだろうね。いすれにしても「払えない・払わない親の子」の悲しみはあの頃の僕達と変わりないだろう。

極端な労働政策の改悪、労働力の非社員化、フリーターの増加、日常茶飯事となったリストラ。

自由化・民営化などといって18世紀以来の労働者の戦いの成果を、あっけなく壊した改革の、本当の姿が社会の随所に現れている。

過去の残照で未だ社会は明るくはあるが、もうすでに壊れてしまっているのだよ、世の中は。

年収300万社会なんて本が以前売れたが、今や、年収200万がやっとの社会なのだよ。コイズミくん。

アベちゃんはどうかな、美しい国になるのかな。景色だけなら何もしなくても美しいよ、日本は。そうか・・・。君たちが何もしないと美しいのだよニッポンは。

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