2017年6月27日 (火)

フリーメイソンの扉。

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フリーメイソンは、“寓意によって隠され、シンボルによって説明される特定の倫理体系”を奉ずる友愛団体だが、儀礼とシンボルによって人間の意識を変容させる方法に到達したという。

 
それはともかくとして、たとえばフリーメイソンの原点である石工という職人の世界で、文字によって原理を伝達するという方法が可能になったのは、ここ百年のことであり、500年の歴史があるメイソンゆえに、昔も今も、主要原理はシンボルによって継承されてきた。ハイレゾ音源ではないが、文字を上回る観念を交信することを可能にしているメディアがメイソンのシンボルだ。
 
様式や象徴といったものの謎解きが好きな老人にとって、フリーメイソンのシンボルは程よい退屈しのぎのテーマだ。

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メイソンのドアノッカーの演出に少しシンボルを足してみた。メイソンのトークンとピンだ。さらに、ドアベルのスイッチも替えてみた、怪しげでイイ。 秘密結社・・・なんてステキな響きだ。

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この扉の向こうには、わたしだけの秘密のロッジがあり、明けの明星の輝く光に浮かぶ“聖なる掟の書”が置かれた祭壇があるはずだ。
                     な~んちゃって。

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2017年6月21日 (水)

雨の日のグリーンマン。

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ここ数年、梅雨入り宣言があっても梅雨前線は太平洋上にあって、空梅雨で、梅雨入り前と梅雨明けに少し強い雨が降る程度なのだが、それでも梅雨入り宣言をする気象庁というのは、まことにお役人根性の極みだなと思うのだが、そんなコトより、この時期は、じっとお天気を観察しながら、この夏の“郡上おどり”のお天気のコトだけを考えている踊りすけべの老人なのだが、ここ数年は空梅雨で、空梅雨の夏はやはり雨の日も少なく、去年も一昨年も老人が郡上へ出かけた日は浴衣が雨で濡れたことはほとんどなかった。

老人が郡上おどりのブログを書き始めた頃は雨が続いて、雨のことを面白がって書き過ぎたきらいがあって、「郡上おどり」と雨というイメージが強くなり過ぎたが、ここ数年に限って言えば、雨に降られることはほとんどなかった。浴衣を濡らすのは汗か女の涙だけだった。なんちゃって。

さて、郡上おどりの始まりまで、あと半月、朝晩は未だ寒いような日が続いているが、たとえそうでも踊りが始まる頃には、いやでも暑くなるわけで、なんとなくソワソワしたりして、ユーチュブで郡上おどりを見たりしているのだが、郡上おどりの動画をアップする方が少なくなってしまったから、どなたか動画のアップをお願いしたいな。たのみはユータの愛パット動画だが、ユータも郵便局員になったというから、そうそう踊ってばかりいられないはずだ。ここは、ヘベレケのなごさんが動画担当を引き受けてくれるか、およしちゃんが名乗りを上げるか。

老人のブログもニフティの画像のアップロードの制限が一メガから三メガに緩和されたから、もう少しキレイな写真がアップできるかもしれない。そうするともう少しいいカメラが欲しいが、あいかわらずアンティーク貧乏で浴衣の新調すらままならない年金生活だ。

もう少しの辛抱だな。

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2017年6月 3日 (土)

イギリス ヴィクトリア期のアンティークタイルで廃墟趣味の庭を飾る。

我が王国の小さな庭は、“廃墟趣味のエドワーディアンな庭”がコンセプトなワケだが、ここに貴重なヴィクトリア期のアンティークタイルを、安物のブロック塀に惜しげもなく貼って、ささやかなアンティークタイルのコーナーを造ってみた。
 

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アンティーク、とりわけアンティークポーセリンの蒐集とガーデニングが趣味という老人にとって、アンティークタイルというカテゴリーこそ当然の帰結だったと謂うべきか。

 

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まず、コーナーの基調となる、ミントンの繰り返しパターンの七枚の転写タイル。アーツ&クラフトにも通じる、ヴィクトリアンタイルのクラシックバターン。

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地中海文化 あのトスカーナのFountain Flowery または、“花瓶の花”の絵柄だが、我が庭のコンクリートオーナメント・プランターは、まさにエトルリア様式のトスカーナのアーン(骨壺)の再現であり“花瓶の花”の花瓶と同類だ。
 

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壁のプラークにも“花瓶の花”のパターンがあった。

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廃墟趣味の廃墟こそ、イギリス貴族のグランドツアーによってイギリスにもたらされた地中海文化であり、なかでも人気は古代エトルリア様式なのだ。イタリアのトスカーナのエトルリア様式は、老人のヴィクトリアンブローチのコレクションでも紹介した。
じつは、このタイルが予想以上に重厚で貫禄がありすぎて、他のブルー&ホワイトのタイルと合わせることが出来なくなってしまったから、他とは分離した。とてもヴィクトリアンで素敵だ。   1882
 
 
 
 
さて、ベースとなるミントンのアンティークタイルにあしらうのは、いかにもヴィクトリアンな手描きのキングスフィッシャー(かわせみ)の手描きタイル。割れがグッドテイストな廃墟趣味。19世紀

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そしてウエッジウッド製 シェイクスピアのTHE  MIDSUMMER NIGHTS DREAM “真夏の夢”シリーズ・デミトリウスのアンティークタイル。ウエッジウッドのエトルリアシリーズ。1880-1890

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割れてはいるが、デルフト風シノワズリー・ウィローパターン(柳模様)のミントンのアンティークタイル。1870

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そしてミントンのフローラルパターンのブルー&ホワイトのタイル。1868-1918

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さらには、ピルキントン社の、柳模様の物語のパーツをコンプリートした、いわゆる正統ウィローパターンのアンティークタイル。1915

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六種類のアンティークタイルだ。
 
さてさて、これが、その庭のヴィクトリアンタイルのコーナーの完成形だ。
中庭のシンボルツリー日陰の木・カクレミノの向こうに控えめに背景として配置するあたり、酔狂の極みだな。

 

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日陰で、さらに木が被っていて写真は上手く撮れないが。:結構な存在感だ。
 
 
オイラのアンティークライフの一つの到達点だ。

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タマラナイよね、この小さなコーナーに、これだけの“歴史”が仕込めるなんて。まさに没入の至福 オイラのニルバーナだな。

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老人は、極楽の、この庭で、夏の夜に死にたいと思う。 なーんちやって。 
 

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さあ、あとは郡上おどりだけだな。

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2017年6月 2日 (金)

ピルキントン社の柳模様のアンティークタイル。

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さて、ウィローパターンについて、随分と語ってしまったからには、しっかりと「正統?」な柳模様のアンティークタイルもなければいけないなということで、1891年創業1893年からタイル生産を開始したイギリスの大きなタイルメーカー・ピルキントン社のウィローパターンのタイルを手に入れた。
英国のピルキントン社はフロートガラスという板ガラスの製法を開発で有名なガラス会社。高光沢釉薬ロイヤルランカスターやランカスターラスターと呼ばれるラスター彩を持つ王室御用達の高質なタイルメーカーでもある。
完成度が高すぎて百年も前の物だがアンティーク感がない。

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Pilkington willow pattern tile 1915

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2017年6月 1日 (木)

ミントンのブルー&ホワイトFloralパターンのアンティークタイル。

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さて、ミントンの、清潔感あふれるブルー&ホワイトのタイル。シンプルなフローラルパターンで現在のものと一緒に使用してもなんの違和感もない。

かなり濃いテイストのタイルばかり揃ったから、張り詰めた空気を少し抜いてみた。

 

Mintons China Works in Stoke on Trentの裏足。(1868-1918)

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2017年5月31日 (水)

ミントンのクラシックパターン“花瓶の花”のアンティークタイル。

ヴィクトリア期のミントンの銅板転写のタイル。19世紀は「折衷様式」の時代とも謂われ古代ギリシアやローマを思わせる古典的な模様が幅広く取り上げられた時代だ。

 

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タイルが、まだ高価なものであったヴィクトリア期は、公共の建物に多く使われたことから、その権威を示すクラシックな絵柄も多い。    
 
アーツ&クラフト運動のウイリアムモリスなども好んで使った文様だが、Fountain Flowery、あるいは トスカーナの“花瓶の花”。
色は、より古典的で権威的なブラック&アイボリー。

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じつは、ヴィクトリアンタイルの代表の様に扱われるカラフルなアールヌーボーのタイルに少し違和感があって、冒頭にも書いたが、ヴィクトリア期は折衷様式と言ってクラシックなギリシア・ローマのスタイルやロココのデザインが好まれた時代で、イギリスではアールヌーボーのスタイルはあまり流行らなかった。アールヌーボーの派生形としてスコットランドのマッキントッシュがあるが極めて限定的な流行であった。

派手な絵柄は印象的ではあるが植民地向きではあってもヴィクトリア期のイギリスの本流であったとは言い難く、ヴィクトリアンタイルの代表とは言へないと思っている。

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アンティークタイルは壊される建築物から取り出された物だから、こうして何枚か揃うというのは貴重。
繰り返しパターンこそタイルの王道。連続の妙味に加え、正方形の四枚で更に大きな絵柄が構成される。面を何かで埋め尽くすという衝動は、日本人の文化とは少し隔たりがあるがタイルアートの神髄だ。
タイルの裏側にENGLISH REGISTRY MARKが入った物があった。

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マークはBタイプで

TABLE 1は ⅣでCERAMICS

TABLE 2は day of manthで16日

TABLE 3は parcel numberで6

TABLE 4はyearでL だから1882年

monthは GでFebrusry 2月

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Style/technique: Aesthetic print
Manufacturer: Mintons China Works
Dimensions: 6" x 6"
Date: Design registered 1882
 

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2017年5月25日 (木)

雨の日の。

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雨の日の、薄暗さも好きだな。

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2017年5月23日 (火)

ウェッジウッドの真夏の夜の夢シリーズ「デミトリウス」のアンティークタイル。

ウェッジウッドのブルー&ホワイトの転写で、シェイクスピアの“真夏の夜の夢”シリーズ「デミトリウス」のご紹介。
まことにヴィクトリアンなアンティークタイルだ。

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これを惜しげもなく、庭に配置しようと言うのだが、厚さが一センチもある重いタイルを貼ることが出来るだろうか。

このところインダストリアルなものに傾きつつある老人だが、いわゆるイギリスなどのアンティークの世界でいうところのインダストリアルアンティークの世界・アンティークタイル蒐集の世界を少しかじってみた。
 
アンティークポーセリンの蒐集趣味とガーデニング趣味を併せて楽しもうというスンポウだ。

森の物語をガーデニングに絡めたのだが、なによりシェイクスピアの物語であり、男性のキャラクターと絵柄の脱力感が気に入ったワケだ。

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なんともイギリス的で、演劇的で、老人は一人 、夏の夜の庭で“素敵だ” とつぶやいているのだがどうだろう。ムカついたらゴメン。

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DEMETRIUS'  VICTORIAN TILE BY JOSIAH WEDGWOOD FROM MIDSUMMER NIGHTS DREAM SERIES
 
Style: Classical literary subject
Technique: Blue and white transfer print
Maker: Josiah Wedgwood & Sons
Dimensions: 8"x 8"
Date: 1880 - 1890 (circa)
 
 

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2017年5月21日 (日)

なんて綺麗なやつなんだ。

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朝から何度も、玄関先に出て、なんて綺麗なやつなんだと・・・。

ELLE MY LOVE  なんちゃって。

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2017年5月20日 (土)

岐阜県 大野町バラまつりで。

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ほぼ毎年ブログでご案内している、バラ苗生産日本一の岐阜県大野町が誇る、大野町バラ公園のバラまつり。

150種類2,000株の多種多様なバラが咲きそろうという公園、少し時期が遅く花は少し疲れてはいますが、岐阜市からも近く、今日行ってきた。

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産地だけあって、元気のいいバラが、農家の皆さんから直接、格安に購入できるのが楽しみ。

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今年購入したのは、ELLEの大苗 1500円。

黄色から橙色の複色で香りも良い。

 

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2017年5月18日 (木)

ミントンのウィーローパターン(柳模様)のアンティークタイル。

無残にも二つに割れて、さらに下手な修復がされているブルー&ホワイトのミントンのタイル。

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柳模様、つまりウィーローパターンというやつだが、よく見るとウィーローパターンの重要な要素である二羽の鳥も、橋も、追ってくる人も、船も塔もない。ただ中国人の二人は大きく配置され、椰子の木の様な、いやウラシマ草のような、柳とフェンスのみがある。それでもドウ見たってウィーローパターンというところに、おもわず「ステキ!」と叫んでしまったのだが、ミントンと言えばウィーローパターンの発祥だという説もあるくらいで、トーマスミントンがヴィクトリア期に流行らせたパターンではある。

 

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裏足の銘はMINTONS CHINA WORKSとあるから1850年から1918年にかけての物だ、絵の調子といいヴィクトリア期の物であることは間違いない。

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この不思議なWILLOW PATTERNを画像検索してみた。ミントンのデルフト風と謳ったものが数パターンあった。いわゆるイングリッシュデルフトと説明されている。

私の物とは、傘やフェンス・塔の有無、中国人の描写に違いがある。

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ネット上には、こんな画像もある。四点のうち三点は更に別の絵柄だ。計7パターン見つかった。年代は、1870年とある。

 

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この絵柄のシリーズは、現在のウィローパターンが定着する前の、ミントン初期のウィーローパターンではないかと思うのだが、ネット上にはミントンの初期のウィローパターンには、橋も鳥も無かったとの記述もある。
 
とりあえず初期のウィローパターンというのは18世紀末のことであり、このタイルは19世紀後半の物。ミントンも色々と会社が代わったり経営が代わったりしているが、後のミントンが原点回帰でウィローパターンを復刻させた物ではないか。  と、言っても百五十年も前の話だが。
 
当ブログの「ウィーローパターン(柳模様)について考える」は、人気ページのひとつでもあるから、ウィローパターンを語る者としては、たとえ二つに割れていようが、珍しい絵柄で本家ミントンの「ウィーロー」だというコトで手に入れたのだがドウだろうか。
 
以前、当ブログで紹介した「柳模様の世界史」には、1849年に創刊された骨董などの研究誌「NOTES AND QUERIES 疑問と注解」に何度か持ち上がった柳模様の起源についての論争が゛紹介されているが、このタイルは、その論争の時代の物でもある。
 
ちなみに1887年1月17日の「タイムス」に、ミントン社長のトーマス・ミントンの投書が掲載されている。
「柳模様は、他の文様よりもおそらくよく売れ、多くの業者によって採用されたもので、帰化したイングランドの文様 a naturalized English patternといってよいものである。この文様は、(ジョサイア・ウェッジウッドの同時代人である)私の曾祖父であるトーマス・ミントンによって中国製の絵付けの皿からコピーされ、磁器に転写されたものである。 」柳模様の世界史 東田雅博著から引用。
 
ジョサイア・ウェッジウッド(1730-1795)
 
今回色々と調べていくなかでイングリッシュデルフトという言葉が浮かんだが、柳模様を英国と中国という構図ではなく、デルフト、更にはマイセンの模倣という視点で見たらどうかという気がしてきた。このシリーズにはシノワズリー以外に同じ調子で稚拙だけれど港湾風景も存在する。まさにマイセン写しのデルフト写しなんだ、いや中国写しならオランダ東インド会社のデルフトが本場か。
イングリッシュデルフトで画像検索すると、こんな調子なんだがね。

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「柳模様の世界史」では、柳模様はイギリスの案出であるとして、さらに“柳模様はオランダ人が案出した”という説を「一笑に付す」と言って決定的に否定されているけれど、大きな間違いを犯しておられるような気がする。
 
柳模様の物語という「後から出来たイギリスの童謡」のパーツを完全に揃えて定着させた物はイギリスだとしても、陶器の絵柄の流れは本家中国からデルフトやマイセン、そしてイギリスという流れがあったわけで、悪くいえば流行のパクリにたいそうな理屈などないはずだ。そして対独感情を考えたらマイセン写しとは言えないわな、どこかの国のウリジナルと同じと言ったら失礼か。
 
もちろんミントンも中国陶器のコピーであることは認めていますが、何度も言うが「柳模様の物語」のパーツを全て揃えた物だけをウィローパターンだとするのならイギリス発祥とすることもできるかもしれないが、歌の文句は後付けなんですよね。
パクリのパクリのパクリであった陶器の絵柄にオリジナルを主張、いや「正統」を定義すること自体、無理があると浅学な老人でも思うのだ。
 
ちなみに、下の写真はネットで拾った18世紀のデルフトのタイルの画像なのですが!!! 人物の描写など19世紀末のミントンが酷似しています。

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「デルフトの影響など一笑に付す」などというのは余りにナニだと思うのですよ、田舎住まいのシロートの老人でも。

デルフトどころか、中国のパクリすら否定して、オリジナルを言われるのなら、これはドウでしょう。

先日、常滑のINAXライブミュージアム「世界のタイル博物館」で見つけた中国の明と清の時代のタイルです。

 

キャプションには、染付陶板(人物) 明時代(1573-1619)とあります。

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更に、もう一枚、

染付陶板(山水) 清時代(1616-1912)

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構図・フェンス・人物・橋と橋を渡る人物。全く酷似しています。

更に、年代は記録してきませんでしたが、ミュージアムショップで売られていたアンティークタイルの絵葉書の絵柄です。空に二羽の鳥は飛んでいませんがウィローパターンそのものです。

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今回のミントンの七枚のタイル、デルフトやらマイセンのシノワズリーを強く感じるワケだし、柳模様の構図もパーツも、明の時代からあった中国陶器の絵柄の“ただのコピー”であることは明らかで、イギリス発祥など議論することすらナンセンスであります。

ちなみにネットで拾ったミントンのウィローパターンのタイルです。

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学者さんが、柳模様を生産していた日本の陶器会社の歴史に、しきりと柳模様を取り入れた説明やら経緯やら絵柄を変えたのが誰かなどということを追及されたりしているが、憲法9条でもあるまいに、パクリの現場に大儀も理念もあるワケがないのであって、そんなコトを詳しく記録して残す程の優雅な現場では無いと思うのですよ。ただ売れるから作って、ここが寂しいからこれを入れて、これがジャマだから外したという事じゃないのかな。
 
 
なんてコトを、毎日が連休のオイラの庭で“すべったコロンダ”と言いながら、ナカジマセイノスケしたりの今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。
 
 
 
 
そして、我が家の唯一の障子は、自作の「柳模様のタイル尽くし」であります。

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MINTON   TILE- CHINA  WORKS  Willow Pattern 1870

4.99ポンド(714円)で落札した割れたタイルで随分と遊ばさせて戴きました。アンティークって面白いよね。

 

 

 

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2017年5月17日 (水)

ヴィクトリアンのカワセミのアンティークタイル。

さて、このところ老人の心を捉えていたのは、既にご案内の様に、イギリスの19世紀末から20世紀初頭のヴィクトリアンなアンティークタイルであります。

タイルには長い歴史がありますが、老人の今の興味は、産業革命を経て、市民が経済力を持ち、生活空間に“美しい物”が行き渡り始めたイギリスのヴィクトリア時代の遺物です。

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ヴィクトリアンタイルの真骨頂は量産であります。産業革命による量産は、職人の技術を放逐し、粗雑な機械生産による美の劣化は、アーツ&クラフト運動のような、美の社会主義運動を生み、中世のギルドを理想化するような反作用をもたらしますが、それらの理想は、むしろ真逆な“工業化・量産化”によって実現します。ヴィクトリアンなアンティークタイルは、まさに量産化により獲得した大衆的な生活の美です。

とは言え、まだタイルは贅沢品で、公共的な場所やら大邸宅が主なユーザーではありました。

 
さて、ヴィクトリアンなアンティークタイルのコレクション、まず第一弾は、いかにもヴィクトリアンな雰囲が濃厚な、手描きのアンティークタイル。
カワセミと睡蓮の水辺の風景。
裏足は、メーカー名もペインター銘もありませんが形はウェッジウッドと同じデザインです。

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割れてはいるが、これも景色だとしよう。
ヴィクトリアンタイルというのは、ほとんど室内で使われていた物ですが、老人は、このアンティークタイルを庭に取り入れようというのです。
いわばアンティーク趣味とガーデニングの融合、ヴィクトリアンな廃墟趣味の庭の演出といったところです。
 
大事に額装するという手もあるが、庭の塀に貼り付けようというのだから、割れたタイルも一興だ。廃墟趣味の庭なのだから。
でも、しっかりと貼り付けると、もうこれで再生不能となると思うと、少し犯罪的なような気がするが、面白い物が沢山手に入りました。未だ一ダースほどイギリスから未着ですが。
Victorian Handpainted Tile, Kingfisher over Lily Pond, Old vintage bird tiles
 

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さてさて、次回のブログはとても長くなりそうだ。なにせウィローパターンのアンティークタイルだから。

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2017年5月15日 (月)

ベークライト・アールデコのアンティークなプッシュボタン二点。

 
さてさて、ドアノッカーに始まって、ドアベル、ドアプッシュボタンと、ドアコールの進化をアンティークで追ってきたが、駆動方法が電気にかわり、素材が真鍮から、ベークライトに代わる。

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20世紀はプラスチックの時代であった、プラスチックの前身ベークライトは1910年の発売。
20世紀は、電気の時代でもあり、電気が普及し生活に画期的な変化をもたらした。
ベークライトの絶縁性能と耐熱性は電気製品には欠かせないものであった。

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まずは、角張った近未来的なスタイルのブッシュボタン。この尖ったスタイルが未来的なデザインと考えられた時代だった。少し武骨だが、いかにもアールデコだ。1920-30年代。

 

 

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そして、まるくてレトロでキッチュなプッシュボタン。スタイルは、やはりアールデコ。昭和のなかばの学校やら病院にはこんなスイッチがあったような。未使用のデッドストック。WW2戦中戦後といった辺りか。
 

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黒電話、ホームコタツのスイッチ、なつかしい昭和の電気製品にはかならずベークライトが使われていた。そして、どこかかならず割れていた。だから今回も、取り付けは両面テープも使いビスをあまり締めない様にした。

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この二つのベークライトのプッシュボタンをドアコールに見立ててドアに取り付けた。飾りのないプレーンなドアにはドアノッカーだけでは少しさびしいがドアノッカーの下にプッシュボタンを配置するととても納まりがイイ。機能としてはナニだが、ドアの雰囲気がとても締まってくるんだ。
19世紀末から20世紀初頭をテーマにしてきた我が家のコレクションルームのインテリアが更に引き締まった。インダストリアルな男前インテリアだ。

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このスイッチ類のアンティーク、どういうワケか結構なお値段だ。前回のイーストレイクスタイルのプッシュボタンなど諭吉が三四人だったりする。コレクションなのか古い邸宅のリペアー用なのか。

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完全にリタイアして、生活の基盤を、自分のテイストで整えるべく、この二年間は、アンティーク、とりわけ19世紀末から20世紀初頭をテーマに、アンティークパーツを色々とインテリアに取り入れてきたが、さすがに、もうやることが無い。
なにせ、この一階だけでも、キュリオケースの中の物やリブロの物を除いてもインテリアに、50点以上のアンティークを仕込んだ。もう、イイな って感じだ。
 
 
Art Deco Bakelite Door Bell Push
 
さて、次なるアンティークは、部屋の外へ出て、アンティークとガーデニング。中庭のビクトリアンな改造であります。
 
予告期間の長かったアンティークタイルの出番です。

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2017年5月13日 (土)

新緑に雨。

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庭の緑が、雨にぬれて

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もう、なにもかもが緑に染まりそうで

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気持ちの良い、雨の週末だ。

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2017年5月10日 (水)

ステンド障子。

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老人は、お金はないが、ヒマとアイデアだけはイッパイあるから、退屈しのぎにこんなコトをしてみた。

ウィローパターンのアンティークタイルの障子なんてどうよ。
紙の貼り分けやら重ね貼りで、二日がかり。
今日は雨だから、まだ糊が乾いていないから、シワシワだけれどね。

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2017年5月 6日 (土)

常滑やきもの散歩道を散策する。

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さて、INAXライブミュージアムを見終えて、知多バスで常滑駅まで行き、焼き物の街・常滑市の散策です。

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常滑は、とてもダイナミックでクリエイティブな陶芸家の街です。

とても面白い人達の街です。

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この黒く塗られた板壁、懐かしい昭和の風景です。老人が子供の頃、家はどこもかも防腐と防水を兼ねて、コールタールのような“チャン”で黒く塗られていました。

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常滑は坂の街で、細い路地の街です。こんな坂道を自転車で降りていく地元の人をみました。下りも怖いけれど、どうやって登って来るのか心配です。

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こんな感じで、工房の作品を売る店が沢山あります。

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有名な土管坂です。少し写真写りが良すぎる気がします。道路にも瓦や土管が埋められています。
常滑の地名の由来は、常に、滑る、ヌルヌルとした粘土の地質にあります。坂が多い街ですから滑らないというのはとても重要です。

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いかにも、常滑らしい風景です。

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涙が出るほど懐かしい昭和な景色です。私の小学生時代の光景です。

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これです。

これで空が煤煙で汚れて、家の壁が土埃まみれだったら昭和の二十年代三十年代です。

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老人には、すこしキツイ坂でしたが、常滑は、とても素敵な陶芸の街です。

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2017年5月 5日 (金)

常滑 世界のタイル博物館でアンティークタイルを満喫する。

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さて、ゴールデンウィーク最高の山場の今日、セントレア(中部国際空港)から、海外旅行にお出かけの皆様を横目に見ながら、ただひたすらアンティーク趣味に没入する老人は、近頃すっかりはまっているアンティークタイルの世界を極めようと、瀬戸と並ぶ愛知県の陶業産地・常滑(とこなめ)の「世界のタイル博物館」へ出かけたのであります。

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常滑といえば“土管と招き猫”ですが、そのリーダーであるINAXの、タイルや建築陶器をテーマにしたテーマパーク・INAXライブミュージアムが出来たのは十年前、世界のタイルを紹介する「世界のタイル博物館」はすでに20年も前に出来ていたのですが、恥ずかしながら初めて出かけたのであります。

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素晴らしい施設です。とても上質なテーマパークです。

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老人は、いまアンティークタイルに夢中ですから、さてどなた様にもステキだと言い切る自信は、ありませんが、入場料の600円は高くはありません。

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その世界でトップにある優良企業の博物館ですから隅々まで上質で申し分のない展示です。

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タイルですから、建築物が壊される際に救い出された物か、再現した物しかないという宿命があります。

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責任のある再現というのは、知識もお金も大変な裏付けがいるもので体力がある企業しかできないことです。そして経営が社会的責任を強く認識していないとできないことです。

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階段の滑り止めにまでこんな贅沢がしてあります。うれしくなってしまいます。

 

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老人は、このところ、このヴィクトリアンタイルに、すっかり嵌まっているのです。

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アンティークタイルのメーカー名や年代を語ろうとすると、やはり裏がきになります。

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とても、有り難い展示です。

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この辺りは、また後日語ることになります。

これが、先日話題にした和製のヴィクトリアンタイルです。淡路島の淡陶の物があります。

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今日いちばんの収穫は、この下の写真です。

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最近、イーベイで、19世紀末のミントンのウィローパターンのタイルを手に入れたのですが、とても面白いものですから、あの「ウィローパターン・柳模様」についての論争をもう一度やってみようと思っているのです。なにせミントンは、ウィローパターンの本家だという説もあるワケですから。

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これでどうだっ! という現物です。写真を拡大してキャプションをご覧ください。

ミュージアムショップには、こんな絵葉書もありました。

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面白いブログが書けそうです。

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INAXライブミュージアムは、テーマパークですからタイル博物館のほかにも体験コーナーやテラコッタパークなどもあります。オシャレで美味しいイタリアンレストランもあります。

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常滑ガウディのお披露目会なんてのもありました。

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この後、懐かしい昭和がイッパイの陶業の街・常滑を満喫しました。

ながくなりました。常滑の街のことは、また明日にでもアップ致します。

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2017年5月 4日 (木)

メダカの学校。

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連休も、メダカの学校は休みではありません。

お隣の家がなくなって、庭によく陽が差すようになって、ビオトープのメダカがとても元気です。

朝晩は寒いのに、今年死んだメダカは一匹だけです。

 

 

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2017年5月 3日 (水)

読書生活。

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先月は、子供みたいにモノモライを作って、ようやく治ったとおもったら今度はもう片方がおかしい。

じつは、今年に入って、読書ライフがとても充実していて、図書館で借りだした本が、毎回グッドチョイスで、一日一冊以上のペースで進んでいる。明らかに眼精疲労なんだな。

昨日は、図書館の帰りに美術館に寄ったら、とても面白いモダンアートの催しをやっていた。Iフォン画像なんだけれど、とても良く写るよね。

とてもいい講演会もあるから、これは何度も出かけることになると思う。講師が 田中泯 大樋長左衛門 三輪眞弘 高橋源一郎なんて最高だね。 詳しくは岐阜県美術館のHPで。

清流の国ぎふ芸術祭

Art Award IN THE CUBE 2017

6月11日(日)まで 入場無料

岐阜県美術館

 

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2017年5月 2日 (火)

ブログがドンドン長くなる。

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アンティークのブログを書き始めるのはオークションで落札したあたりからだが、高い海外からの送料を節約するために「留め置き」といって何点か集めて、アメリカやイギリスから纏めて送ってもらうというサービスを利用しているのだが、出品者の遅れやら、“セカイモン”の処理の遅さ、これが酷いレベルなのだが、予定より大幅に遅れたりするから、ブログアップのスケジュールが狂ってしまう。その上、連休の行楽の予定が中止になったりすると、ゆるく立てていたブログの予定が空白になってしまう。

じつは、アンティークの予定稿は六本も書きかけてあるのだが、現物が届かないと写真も撮れないし原稿を完成させることも出来ない。退屈しのぎに外国のサイトなんかも覗くと面白い発見もあって、ブログネタは増え、文章がドンドン長くなる。あまり長い文章も読んでもらえないから、なるべく簡潔を心がけているが、ついつい長くなる。

ながくなると、ついつい変なことも書いたりするからオタクな文章になって“変なおじさん”のブログというイメージになってしまう。本当はヘンなオジイサンなんだがね。

今夜も、ネットで調べものをしてアメリカの奥まで行っていたら、こんな時間になってしまった。

受験生かっ !

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