2023年10月19日 (木)

庭に居ます。

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さて わが庭の秋の一番花がおわり

今は 日陰の庭で次の開花を待っているのだが

購入した苗のナーサリーパワーがきれ

徒長はするが二番花となるとなかなか難しい。

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この夏はとても暑かったが

どういうわけか薔薇はとても元気に咲いた

ただ 一本のバラが九月に葉を落としてしまった。

さっそくプランターの土を掻き出すとコガネムシの幼虫が七匹

根はスッカリ食われ ゴボウ状態。

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土を再生させ 水は控え目にし メネデールの散布で 一か月

すっかり葉を落としたバラに たくさん芽が付き

回復のきざし。

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老人の人生にも「メネデール」 お風呂に入れてみようか。

しかし いまさら 芽が出てもね。


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いろいろあったけれど

庭があってこその人生だったな。

 

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2023年4月28日 (金)

オールドノリタケ マンオンキャメルで アフタヌーンティーセットを完成する。

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老人は この一年半 オールドノリタケの

マンオンキャメルのパターンを追い求めてきたワケだが

どこかのキャッスルの執事のごとく

客人をもてなすあれこれを執拗に考え周到に準備してきた。

 


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ちょっとしたアフタヌーンティーの設えをほぼ完成させたがどうだろう。

 

メメントモリ 老人に明日はないワケで 

死を思えばコレクションは常に完成にちかくあるべきで

老人は つねに終末を意識した緊張感の中にある。 ナンチャッテ


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ロシアの赤鬼プーチンのウクライナ侵略戦争のせいで

ヨーロッパからの航空小荷物はベラボウな運賃になっており


コロナが収束しても一向に落ち着きそうにない。

海外オークションの面白味がなくなった。


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オールドノリタケのマンオンキャメルパターン
西洋陶器の模倣から脱したノリタケが


初めて他から模倣される立場になった

エポックメーキングなアイテムではないか。

メイトー名古屋製陶所との壮絶な産業スパイ戦のことは

以前 くわしく書いたが




イギリスにもチェコにもマンオンキャメルのコピーメーカーは存在した。

メイトーのマンオンキャメルも

チェコのヴィクトリア窯のマンオンキャメルも

近頃はイーベイでは ノリタケスタイルとして 

本物のノリタケとは明確に区別されるようになった。







さて 妄想のアフタヌーンティー
アフタヌーンティーならば 二三段のケーキスタンドが欲しい
先日イーベイで 見つけたが 
ラックが組み立て式でないため

昨今の海外送料を考えたら大変なことになってしまうし 
後々の仕舞いかっても考えてやめた。


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ケーキはケーキ皿でサービスするとして


スコーンは 


コンポート皿やサンドウィッチプレートで提供するくらいが


テーブルの収まりがいい。

スコーンとなるとジャムポットが欲しいが 


シュガーポットがタクサンあるからそれを使おう。


ティーパーティとなると なんとしてもティーポットが欲しい。
ティーポットは ティーパーティーのシンボルだ。
なんとかマンオンキャメルのティーポットを見つけた。

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コバルトと金彩のマンオンキャメルは


マルキ印の英国輸出品だが 


このポットのみM-JAPAN印(米国向け)。


室礼として 花瓶は欠かせない


暖炉や食器棚に一対の花瓶が常識だが

とりあえずは テーブル上で邪魔にならない 控え目な小さな花瓶。

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ティーバッグレストあるいはナッツトレーとしての小さなボウルも。


という事で オールドノリタケのマンオンキャメル
アフタヌーンティーのテーブルコーディネイト
ほぼ完成です。


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むかついたらゴメン 老人のドリームズ カム トルーだ。

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2023年3月15日 (水)

とても珍しい オールドノリタケ ウェディングカップルのソルト&ペッパー。

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オールドノリタケ ラスター彩のアールデコドールの塩コショウ入れ。

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1920年代の物 

紳士はこの時代の正装トップハット。

女性は、いわゆるアールデコ期のギャツビースタイルのようでもあるが

カップルのファッションはヴィクトリアンタイルであり

ベルエポックでありエドワーディアンだ。

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S&Pシェイカーズであるが

ウェディングのケーキトッパーのようでもある

結婚式には

 この時代から一般でも純白のウェディングドレスが着られるようになるが

多くはまだ こうしたスタイルだった。

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オールドノリタケのアールデコドールで男性が登場するのはとても珍しいし

男女ペアで残っているのはとても貴重

オールドノリタケの時代を濃厚に伝える面白いものだ。

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裏印  MADE IN JAPAN印 マロン 

大正10年~昭和8年頃(1921~33)


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2023年1月16日 (月)

オールドノリタケ マンオンキャメルのぺディスタルカップ。

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茶会セットというにカップが二点では様にならないので更に二点ほど買い足した

ロシアのせいで 国際宅急便の送料がバカ高くて大変だ




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マンオンキャメル てっきり転写だと思っていたが

キャメルや人物の描写に微妙な違いがある

手描きの証拠だ

良い時代だったのだな。


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もう充分に遊んだのだが この十年を振り返りつつ

これからの十年があるとすると 

もう少しなんとかなるかもしれないと思う今日この頃だ。

 

 

裏印 ブルーマルキ印 

1906年(明治39年)~1910年代 英国輸出向け

 

 

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2023年1月10日 (火)

オールドノリタケ マンオンキャメルのレモントレイ。

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いい映画は主役もさることながら 脇役を揃えることだ

茶会の道具も脇役をかためることで厚みがでる。

 

茶会というからには レモントレイも欲しい

いざ探すとなると難しいアイテムだ 

若干の金彩の剥がれがあるが気にせず手に入れた。

レモントレイとしては少し大きいがナッツやクッキーに使ってもいいかな。

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裏印 ブルー マルキ印

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2023年1月 5日 (木)

その後のオールドノリタケ。マンオンキャメルの香炉

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さて その後も老人は コツコツとお小遣いをやり繰りしながら

わずかながらコレクションを続けているわけだが

人生はコンプリートできないが

コレクションならコンプリートできるかも という事で

 

オールドノリタケのマンオンキャメル 空想の茶会セット 

足りない物を少しづつ足しています。

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茶会といえば 香炉

すきま風の茶室なら良いが 今風の家で香など焚けないが

ポプリポットとして。

 

金彩のスレ 

百年の年月愛された記しだ。

 

裏印

グリーン マルキ印 1906年(明治39年)~1910年代 英国輸出向け

 

 

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2023年1月 3日 (火)

明けましておめでとうございます。 岐阜市から白山をスマホで撮る。

 

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さて、ブログを放置しているあいだも
たくさんの皆様にご訪問いただきありがとうございます。


なかでも このところ 岐阜市から白山を探す という

以前書いたブログにアクセスが多くあり
詳しい方から白山の位置もコメントいただいて

今日は絶対 白山が見えるという日には
カメラを持って岐阜駅前の 超高層ビル タワー43の展望台へ通っていたのです。

タワーは 我が家からは10分足らずで 
ちょうど我が家と白山の線上に位置するわけですが


白山が見えているようで 見えないようで 
だいたい白山そのものを特定できる知識もないわけで
地図を調べたり 山の本を調べたり 


山座同定なんて言葉も初めて知ったのです。
そんなこんなで遊んでいるうちに 面白いソフトを見つけました。
PeakFinderというソフトです。

スマホをその方角に向けると見えている山の名前がわかる 
スマホをカメラモードにして写真と合成もできるという優れものです。
アップルストアでダウンロードしてみました。
昨年末に何度か通い ついに白山の撮影に成功し特定もできました。


白山は確かに 岐阜駅前の タワー43から 見えます。

スマホの写真で画質はイマイチですが
そして ソフトを使いきれていないので線画が少しずれていますが。

よくよく考えてみたら
金華山の岐阜城から見えるし 岐阜市の最高峰 百々ケ峰には白山展望台もあるわけですが。
白山を 山座同定 できてスッキリした昨年末でした。


なんとか今年は コロナを脱して 遠くが見える年でありますように。


ことしも宜しくお付き合いください。


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ちなみに 小生の安いデジカメで撮った白山です。
はたして 撮ったと言えるかどうか?
展望室の汚れたガラスとフィルム越しですが
拡大してみると 白山がほんの頭だけ見えます。


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2022年8月28日 (日)

郡上踊り 令和四年 8/27 新町会場 みんなの写真帳。

 

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不都合な写真はメールをいただけば削除いたします。悪しからず。







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2022年8月25日 (木)

郡上おどり 令和四年 桝形地蔵祭 みんなの写真帳。

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さて コロナ禍を跳ね返すように
三年ぶりに再開された 郡上おどり
いよいよ終盤です。
昨夜の縁日は 桝形地蔵祭
各町内の縁日にあわせて踊られる郡上おどりのなかでも
もっとも縁日踊りの風情がある踊り会場だ。



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さすがに 例年 この時期になると 音頭取りさんも疲れがでるが
今年は パワフルなメンバーも加わって
まだまだ持ちこたえている。


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この 爺様婆様の踊りも健在。


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この桝形の会場は 道路が狭く 例年だと 下駄で足を踏まれたり踏んだりで大変なのだが
今年は 過密を避けるため 会場を広くとったので
とても踊りやすくて快適 
今後も是非 この広さでお願いします。


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今年の郡上おどりも あと二回
番外の 昔おどりを含めても 三回。



昨夜の郡上も極楽でした。

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不都合な写真は メールをいただけば削除いたします。悪しからず。




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2022年8月20日 (土)

郡上おどり 令和四年 三年ぶりの団体コンクール みんなの写真帳。



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さて コロナの感染者数は相変わらず記録を更新し続けている
この夏  郡上踊りは再開したものの
リスクの高い 生活そのものが 不要不急の老人としては さすがに徹夜踊りは避けてきた
そういう我慢ができない歳でもないわけで
コロナはすでに風邪なみというものの
わざわざ風邪をひきに行くこともあるまいと 我慢の夏を過ごしたワケだが
確かな根拠もないまま もういいだろうと
郡上踊りに出かけた。




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徹夜踊りが終わると 郡上の風は秋になる
踊りで汗をかいても
ひんやりとした夜風が気持ちいい。

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昨夜は 郡上おどりの「団体コンクール」
郡上おどりの 最も郡上踊りらしい 正調のおどりが見られる催しだ。

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久しぶりのカメラで ピンぼけばかりで使える写真がない
踊りも忘れて 時々苦笑いだが
カメラの腕もかなりボケがすすんだ ゴメン。

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中途半端な撮影だが ここらで終わって
浴衣に着替えて踊る
酸欠防止で休みながらだが
最後の「まつさか」まで踊りきった。

郡上は 本当に 極楽やな。



コンクールの結果発表を 岐阜新聞から
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不都合な写真は メールをいただけば削除いたします。悪しからず。

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2022年7月11日 (月)

三年ぶりに郡上おどり再開。郡上おどり・みんなの写真帳。

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コロナ禍で二年連続の中止
あたりまえにあったものが突然なくなって
なくしてみると無くなったものの大きさが分かるわけで
奥美濃の夏の風物詩 郡上踊りこそは極楽であったな
郡上踊りこそは夏のすべてであったなと悶々とした二夏を過ごしたわけだが。


さて、コロナはいまだ収束していないが
すでにマスク無用とおっしゃる医師会もあるようで
この夏は ウィズコロナでと 世の中は動き始めたようだ。


令和四年七月九日
待ちに待った 郡上踊りが三年ぶりに再開された。
市街地がそのまま会場ではあるが、クローズして
受付で検温と消毒を済ませて
シールを浴衣に貼って入場ということで
きわめてスムーズに受付が行われ
雨で参加者が少なかったこともあるが
心配された混乱は全くなく
感じの良いボランティアのお陰で
ウィズコロナの郡上おどりがはじまった。



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郡上おどりに雨はつきもの
この日 名古屋や岐阜は猛烈な雨
途中の東海北陸自動車道は 雨で50キロ制限がかかっていたが
郡上おどりの開幕を告げる おどり流しの時間には雨はやみ
しっとりとした風情のなかで郡上踊りがはじまった。


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はしゃぎすぎず 節度を保って
楽しく遊べるように
走り回る人もなく 大声を出す人もなく スマートに遊ぶことができました。


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屋形の上のお囃子の皆さんもマスク着用で
音頭取りはさすがに大変だろうとみてましたが
口が見えないということでタイミングをとるのは大変なようでしたが
やわらかくて聴きやすい郡上節で 踊りやすくてとても良かった。
なにより会場が広くなったので とても踊りやすくなった
是非 今後はこの広さでお願いしたいな。

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写真はここまでにして、雨が降りだす前に踊ってかえろうと浴衣に着替え。
一時間ほど踊ったら 雨が強くなりました。



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二年の休みと コロナの規制で踊りやすくなった郡上踊り
色々あったけれど 良い方向に向かっているな。
不都合な写真はメールをいただけば削除いたします。あしからず。

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2022年5月14日 (土)

オールドノリタケ マンオンキャメルのケーキ皿。

いささかクドイのではと想いながらきたが

「マンオンキャメル」は取りあえずここまでとしたい。

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絵柄を観るにはやはり「皿」だが

その皿が 名古屋製陶所製(メイトー)の “ノリタケスタイル”であっては

オールドノリタケのコレクターとしては ちょっとナニだ。


あの 名古屋製陶所のキャメルチャイナ・マンオンキャメルの皿は

鑑定団の中島誠之助先生なら「汚らわしいから叩き割ってしまいなさい。」とおっしゃるかもしれない。


ということで 

まごうことなきノリタケの「マンオンキャメル」のケーキ皿三枚を手に入れた。

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古希オーバーの老人の

妄想の一人茶会 オールドノリタケの「マンオンキャメル」編 なんとか整いました。

裏印はマルキ印

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茶会のBGMは 鍋屋上野のH氏の推奨の キャラバンサライ

葉加瀬太郎にするか喜多郎にするか

気分は クミコだが。

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つくづく人生はキャラバンで この世はキャラバンサライだなと・・・。

 

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では 郡上おどりが始まるまで しばらくブログに鍵をかけて・・・

 

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2022年5月 7日 (土)

オールドノリタケ マンオンキャメルのペディスタルカップ。

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さて オールドノリタケのマンオンキャメルによる

妄想の一人茶会

主役のカップ&ソーサーです。

これもマルキ印。

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2022年5月 2日 (月)

メーカー不明の マンオンキャメルのクルーエットセット。

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さて オークションでは オールドノリタケとあったが

違う様な気がする

裏印は hand-paintedとあるが

ノリタケのガイドブックにこの裏印は無い。

ノリタケのハンドペインテッドは大文字から始まる。

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コバルトの帯の金彩も金盛ではないただの転写だ金具はしっかりしたもので

EPNS  (Electro Plarted Nickel Silver )の刻印

オールドノリタケのシュガーポットの金属の蓋にも同じ刻印があるけれど。


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クルーエットセット

ソルト&ペッパーにマスタード 調味料入れ。

 

ノリタケはマットな仕上げだが これは釉薬が掛かっている。

金彩も金盛りではない。

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イギリスの出品者から買ったが

裏印に産地表示がないということは英国製かな。

金具の調子は英国製のようだ。

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2022年4月28日 (木)

オールドノリタケ マンオンキャメルのミルクジャグ。

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オールドノリタケのマンオンキャメルのミルクジャグ。

マルキ印1908年頃(明治41年頃)

先日のシュガーポットとはペア。

揃うと迫力だ。

 

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まだまだ続きます。

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2022年4月22日 (金)

オールドノリタケのマンオンキャメルのシュガーポット三点。

東北の震災いらい オールドノリタケのコレクションは

段ボールにしまわれたままなのだが

それではコレクションを増やしていく楽しみがない

 

ときどき取り出して 妄想の一人茶会などしないと。

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さて 古希オーバーの老人の茶会としては

バラ絵や小花ちらしでは 少し恥ずかしい。

 

書斎に合うのはランドスケープ柄だが

ツリーインメドウも良いがもう少し描きこんだ絵で男性的なテーマの物が欲しい。

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先日 手に入れたマンオンキャメルのシュガーポットがとても良かった。

駱駝に乗った砂漠の遊牧民の絵柄

19世紀から20世紀にかけてのオリエンタルブームのもの。

オリエンタルというのは蔑称なのだが それも含めて時代なのだと。

 

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オールドノリタケのコレクターには人気のカテゴリーだが

老人もはまってしまった。

コロナやウクライナの混乱のなかで激しく入札してみた。

今回 シュガーポットを二点

コレクションに追加した。

いずれも マルキ印 1908年頃(明治41年頃)

 

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まだまだ続きます。

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2022年4月18日 (月)

キャメルチャイナって何? オールドノリタケ? メイトー?  マンオンキャメルのデザイン盗用。

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さてさて この「マンオンキャメル」の絵皿

イーベイでオールドノリタケとして売られていた物

日本のアンティーク屋さんのサイトでもオールドノリタケとして売られている。

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裏印を見てみよう。

 CAMEL CHINA とある。


オールドノリタケのガイドブックを調べてもこの裏印もブランド名も見つからない。

ノリタケが特定のデザインのカテゴリーをブランドとして裏印に入れる例はオールドノリタケの時代にはない。

キャメルチャイナなのにキャラクターがライオンヘッドなのはどうしたものか。



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さて手元に名古屋製陶所(メイトー)のセロリ皿がある


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メイトーの裏印を見てみよう NIPPON表記だから古いものだ

メイトーの前身は帝国製陶所 王冠がCIとして使われている。

裏印の色もキャメルチャイナと同じだ。



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更に今回の蒐集で手に入れた蓋物がある

これもオールドノリタケとして売られていたが 

オールドノリタケではないなと思いながら面白いから手に入れた

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風車の絵柄でこれもノリタケのパクリだ。

裏印を見なければオールドノリタケと言われて誰もが信じると思う。

さて 裏印を見る。


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王冠とハンドペインテッド

メイトーの裏印だ

更に風車だから OLDMILL CHINAとある。

 

もう疑いの余地はない キャメルチャイナは 名古屋製陶所・メイトーの物だ。

 

ちなみに風車の絵柄もオールドノリタケの物とメイトーのものを比べてみる。

 

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ノリタケの風車の絵柄


中日新聞の記事にあった壮絶な産業スパイ合戦・デザイン盗用の実態を見るようだ。

もちろん私には どちらが先であったかという確たる証拠はない

盗む必要があった方はどちらかを想像しているだけだ。

 

 

とは言え マンオンキャメルのデザイン盗用は日本のメイトーだけではない。


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海外の通販サイトで見つけたマンオンキャメルの花瓶だ
アーツアンドクラフツ的で アールデコの初期のようでもある

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裏印は日本的だが メイドインイングラントとある。

 

更にチェコスロバキア製のこんな物がある

マンオンキャメルの絵皿そのものだ。


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オールドノリタケの中で これほど他メーカーにコピーされたモチーフはめずらしい。



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では 次回からはオールドノリタケのマンオンキャメルを存分に。

 

 

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2022年4月17日 (日)

ノリタケvs名古屋製陶所 壮絶な産業スパイ合戦。

オールドノリタケの「マンオンキャメル」というデザインは

男性のコレクターに人気のモチーフだが

他社製品にも デザインの盗用としか思えない物が堂々と多数存在する。


パクリがまかり通った時代もあって有田焼や薩摩が日本のオリジナルかと問われれば日本人としては下を向くしかないが

すくなくとも近代の会社組織となった製陶業の時代にこういう事がまかり通ったのは不思議だ。


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かって 名古屋の緑区 あの「有松鳴海絞り」の鳴海に名古屋製陶所という会社が存在した。

製品的には ほとんどノリタケに遜色ない物を作り 先発の大企業ノリタケに迫る勢いであったという。

 

名古屋製陶所は 日本陶器(ノリタケ)の技師長だった飛鳥井孝太郎が明治44年に名古屋の貿易商・寺沢留四郎と興した帝国製陶所を始まりしとして 松坂屋を始めとする名古屋財界が 東京資本のノリタケに対抗するための会社でもあったが 

企業の社史や同業組合の業界研究には 書きにくい生々しい歴史をストレートに書いた新聞記事を見つけた。

とても面白いから オールドノリタケファンならぜひ読んで欲しい。



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面白い記事だと思ってキャプチャー画像で保存してあったのだが
改めて引用先を探したのだが見つからないので
引用先を表示しない失礼をお許しください。記事は中日新聞



偏狭な職人の世界 そして産業スパイ
なにより 「名古屋モンロー主義」と言われた よそ者の進出を許さない排他主義 
出る杭は打つという 矢場町の「田舎の傲慢な呉服屋さん」の姿もチラチラして納得。


さて次回からは この記事をベースにしてコレクターの視点から 
偽物本物 本歌取り パクリなんてことを新発見を交えてご報告

当コレクションのオールドノリタケの「マンオンキャメル」を見ながら
名古屋製陶所その他を語っていきたいと思います。

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2022年4月16日 (土)

オールドノリタケ ツリー インザメドウのカップ&ソーサー。

柿右衛門の時代にはヨーロッパの王侯貴族を虜にした日本の陶磁器も

幕末・明治の頃にはヨーロッパの銘窯に技術的に大きく水をあけられていた

一時のジャパネスクブームはあったもののノリタケも先進的な市場への進出は容易ではなかった。


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オールドノリタケのターゲットは

アメリカにおいてはマイセンやセーブル ウエッジウッドに届かない中流以下の白人層 黒人の成功者。

イギリスやドイツでは やはり上流階級ではなかった。 

ウエッジウッドやマイセンにない プチブル好みの加飾が求められた。

 

また 瀬戸や多治見の土は灰色がかって洋食器に求められる“完全な白”を実現できていなかった。

必然的に器の表面を覆う絵が必要でボーダーや金盛りの加飾を必要とした。

 

さて アンティークコレクターにとっては

現代の物にない 時代の味こそが大事で

それは 今日のモノサシで見れば 悪趣味であったり 違和感であったりするわけだが 

 

日常から離れてコーヒーや紅茶で遊ぶとき

カップの絵柄や加飾は妄想の鍵になる。

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オールドノリタケのランドスケープ

ツリーインメドウのぺディスタルカップ

マルキ印1908年頃(明治41年頃)

 

 

 

さてさて 次回からは当分 オールドノリタケのマンオンキャメルのお話しなど。

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2022年3月24日 (木)

オールドノリタケ ラスター彩のティーポットとシュガーボウル。

オールドノリタケ・アールデコの

Teapot Sugar Bowl Rosebud Knob Peach Blue Lusterware.  

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グッドテイストの物を見つけたから

すでに今月は予算オーバーにもかかわらずポチッとしてしまった。


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使って楽しみたいオールドノリタケだな。

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M-JAPAN印 1918年頃(大正7年頃)

 

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