終末論。
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オイラがライカのX1を選んだのは、とにかくカッコ良さで、イカにもカメラという感じのデザインで、画素数とかスペックには余り関心はなくて、レンズが単焦点というのには躊躇したけれど、不便を逆手にとって絶対的スナップ道を極めるというのがリアリズム写真蚊としての逝き方ではないだろうかなんて事を思ったわけ。
「絶対非演出」と言ったのは土門拳だけれど演出臭プンプンの土門拳の写真は強烈に階級的でプロレタリア独裁的で、欺瞞だけれど素晴らしい。
土門拳のリアリズム写真を「乞食写真」とサロン写真家は揶揄したけれど「乞食写真」は差別語だから「貧乏写真」と言い換えるが「貧乏写真」は好きだ。貧乏写真はホッとしてイイが、上から目線で写している様なところがあって、豊かな現在にあっては少し犯罪的であり痛みが残る。
「道楽なんで、そんなむつかしいことはどうでもいいんです。」なんて事を言うヤツがいるけれど、それを言っちゃあおしまいなんだ、そういうヤツはなにをやってもダメなヤツで、生きる資格も、なにかをヤル資格もないんだ。
ナンテ事を言ってみつつ、ピントも合わない、ホワイトバランスもくるって、放っておくとやたらピカピカな彩度の高い軽薄な写真になりがちなオイラ、今日もブロンプトンで下手な写真とりに出かけます。結構、楽しいのだ、コレが。
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今年も色々とあったけれど、いつの日か、そんな事もあったよねと語れる日も来るはず。そんなこんなで、今夜はスコットランドの国民的詩人、ロマン主義の巨人 ロバート バーンズのポートレートカップのご紹介。
そう、「蛍の光」の原曲であるAuld lang syneの作詩者であるROBERT BURNS。「蛍の光」の原曲の題名はスコッツ語でAULD LANG SYNE(オールド・ラング・サイン)。英語でOld Long Since、「遥か遠い昔」という意味。
今夜は紅白歌合戦のみならず、世界中のスコットランド系移民によって「蛍の光」が歌われるんだ。でも本当のAuld lang syneは別れの歌というより「昔なじみを忘れてなるか、想い出さずにいられるか。昔なじみを忘れてなるか、遠い昔のあの頃を。いざ、遠い昔のために、友よ、遠い昔のために。われら友情の酒、酌み交わさん。」といった回想の宴会ソングなんだそうだ。ユーチューブなんかで観てみるとバグパイプのオジサンのバカ騒ぎなんかが観られて楽しい。

昔、美しい友人と、しっとりとお話でもと入ったイングリッシュパブが、その日はバグパイプやらフィドルで大騒ぎでビックリした事があったけれど、あれは1月25日でROBERT BURNSの誕生日でバーンズ ナイトだったわけで、この日は世界中のスコットランド系移民が大騒ぎする日なんだ。バーンズの詩で「故郷の空」なんてのも本当は替え歌の「誰かさんと誰かさんが麦畑、チュッチュ チュッチュしていた」というタグイの歌で、やはりバカ騒ぎの歌なんだ。

さて、このカップ、イギリスの名窯リッジウェイの物で、Porcelain Markは、弓と矢筒と"England"で1891年の物。
バーンズのポートレイト、スコットランドのエディンパラにあるバーンズモニュメントと、ソーサーにはバーンズとハイランドメアリーの絵柄が、本の挿絵の印刷の様な味を活かしながら転写されている。この転写の荒さが文学的でとてもいい。形はムスタッシュカップ、つまり口ひげが濡れない様に口縁部にガードがあるカップ。
このカップ、毎年この時期にオークションに出品されるが、バーンズ人気で、かなり痛んだ物でも結構なお値段になったりする。実はオイラ、今回で三回目の入札だったんだけれど、ラッキーなことに今年は、コンディションの良い物を最低価格で落札した、メデタシなのだ。
さてさて、そんなこんなで、今年も終わるけれど、今年は最後まで素晴らしいアンティークを紹介できて満足なオイラ。これでアンティークは暫しオヤスミを戴いて、オイラは来年の郡上おどりの事など準備に入るのであります。オイラのキリギリス的浪費生活は、ジッと我慢のアリさん的生活の日々があって成り立っているのです。
というわけで、今夜はオイラの、今期のアンティークシーンの最終ブログでもあって、少し寂しいけれど、ロバートバーンズを偲んで、世界に8万人の会員が居るというロバートバーンズフェデレーション公認のスコッチウィスキー「ロバートバーンズ」で「蛍の光」致します。
今年も、つたないオイラのブログにダラダラとお付き合い戴き、ありがとうございました。
来年こそは、アナタ様にも、オイラのコノ幸せが届きますますように。 乾杯!
リッジウェイ ポーセリンマーク Ridgways
そして、浜岡原発に サ・ヨ・ウ・ナ・ラ。
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本当は、クリスマスの天使のカップで、今シーズンのアンティーク蒐集は、終わりにするつもりだったんだ。終わりのブツは、とても重要で、今後それが何時もこのブログのアンティークのアタマになるわけで、それなりの物で、好感度の高い物でなければならないワケで、でも、その後あまりにも面白いカップが出たものだから、ついつい追加してしまった二点を年末特別放出というコトでご紹介。
いつまでアンティークやっているんだなんて声も聞こえてくるけれど、もう、アト二点だから我慢して読んで欲しい。
さて、このカップ、いったいカップというべきか、ボウルというべきか、いやはや鉢というべきか、とんでもないデザインの物なんだ。まず、大きいのだ。口径は12センチもある。ハーフサイズのラーメンなんかにぴったり、フィンガーボウルに脚とハンドルを付けた感じ、ワタクシ的には、お正月に花でも活けたい感じ。まあ、オイラのアンティークカップコレクションの番外編という位置づけで許してほしい。
絵柄は、マーサ・ワシントン(:Martha Dandridge Custis Washington 1731-1802)アメリカ合衆国初代大統領ジョージ・ワシントンの妻。
このハンドルと脚のデザイン、危険で、焼きづらい不合理なものだってコトは見ればわかる。生産性や経済性などとは程遠い唯美主義的暴走がたまらないのだ。まるで黒人のファンキーアイビーのスーツのようで、この暴走がアメリカなんだと、根拠があるような無いような評論でゴメン。時代から思いっきり飛び出したつもりが後の時代から見ると、とてもその時代的であったりするわけで、50年代60年代のアメリカを感じ取るのはオイラだけ?あるいは76年のバイセンティニアル(アメリカ建国200年祭)で盛り上がった建国記念グッズ?バイセンティニアル、懐かしいね。
さて、大晦日は、いかにも団塊堂と言うべき、面白くてロマンチックなカップをご紹介の予定。是非お立ち寄りを。
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さて、クリスマス特別企画なんてコトで、今夜は、可愛らしい天使のアンティークカップ&ソーサーのご紹介。この可愛らしい天使のようなもの、これが今の我が家には無いんだ。冷温停止の老夫婦と不機嫌な息子だけの我が家だから、オトーさんはこうした可愛いものが欲しいのかもしれない。ナンチャッテ![]()
でも、新年会でまた、カサハラ君から「お前、最近はエンゼルを集めているのか?」って言われそう。カサハラ君って、ホンワカしながらキッイ事いうんだ。プッ!
そういえば同窓会をマカオ行きで欠席したハラダ君がマカオで儲けた金で新年会を開く約束なんだ。でもハラダ君いまごろティッシュで涙をふいてたりして。
ピンクのファインポーセリン、金彩の窓が豪華で美しい。バックスタンプは無く、年代の特定は難しいが、まさかルネッサンス期などとは言うまい。でも、このカップとても大きいのだ、口径は10センチもある。高価だったコーヒーをこのカップで飲めたなんてことは無いからカフェオレ、あるいはスープ椀?でも茶溜まりのキズが全くないんだ。ディスプレイ用にしてはソーサーに使用感が有りすぎるんだ。
ソーサーの形も古いのだ、まるで伊万里の傘高台みたいなんだ。オイラのダヴェンポートのイマリの1870から1886年の物の高台と同じ造りなんだ、とするとカップの裏の76という金文字は1876という年代なのか、少なくとも19世紀末と観た。
天使の絵も手描きでとても上質なんだ。
嗚呼!そして、天使を包むピンクが美しいではないか!
ピンクといえば“ピンク映画”くらいしか思い浮かばない貧困な発想のヤマダ君に、天使のピンクのアンティークカップに美しいと声を挙げるオイラの美意識は伝わらないかも知れないけれど、それでいいんだ。君と別々に歩いた四十年という月日は、ふたりの間に深くて暗い溝を作ってしまったんだ教養という。ナンチャッテ。
さて、カップの天使、ラファエルの“システィーナのマドンナ”を思い起こさせたが、イタズラっぽいラファエルの天使に比べていちだんと育ちは良さそうで円満そうで何より。
ラファエルの絵で、マドンナを差し置いて絵の一部分にしかすぎなかった二人の天使の方が有名なのは、この二人の子供こそ制作途中のラファエルのスタジオの窓辺に毎日訪れていたご近所の子供で、ラファエルの心は、マドンナよりもリアルな子供達に心を奪われていたからだろうか。
「システィーナのマドンナ」といえば陶磁器のメッカ、ドレスデンの美術館の所蔵で、あのマイセンのアウグスト王のコレクションでと話はグルグルと回るが、まあドレスデンのものならラファエルの描写に忠実であろうから、これはイギリス生まれではないのか?
というワケで、クリスマスの夜がパレスチナの子にも北朝鮮の子にも南イエメンの子にも福島の子にも、ひとしく良い夜であります様に。
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